客席が新しくなります!
18日の演奏会より客席が新しくなります。
ある篤志な会員さんの寄付で購入できたのです。
この演奏会は2010年の立ち上げの時より椅子のことが大きな悩みでした。
直方谷尾美術館は美術館でありますから、100席を超える座席を有していません。
当初はあるところから椅子を120脚ばかり借り、プロパンガス経営の友人が運んでくれていたのです。
ありがたいことです。
搬入・搬出には会員さん有志が手を貸してくれました。
その後、ある施設が椅子を廃棄するというので、上記ほどの数を貰い受けました。
それを保管するために飯塚在住の会員さんがスペースを無償で貸してくださり、別な会員さんが倉庫を寄付してくださったのです。
そして、やはり演奏会の前後に会員さん有志で搬入・搬出。
以上のこと、たいへんな作業と想像つくでしょう。
それから後、美術館が敷地内の野外スペースに倉庫の設置を許可してくれたのです。
車での搬入・搬出の仕事は無くなりました。
ところが、野外ゆえに当日が雨の予報の場合は、事前に美術館内に移動しなければなりません。
それは寸暇を見て、私一人で数日に分けてしています。
平日の美術館の開館時間に動けるのは自営業の私だけです。
そして、貰い受けた椅子がとても重いため、私の年齢では分けて移動しないと、特に夏場では熱中症で倒れてしまうでしょう。
そして演奏会当日。
リハーサルが終わりますと、会員さん有志で運び入れ、終演後には倉庫にしまっているのです。
結構な仕事です。
そこで、昨年より、終演後の片付けの際、来場者にご自分の座った椅子だけでも倉庫近くまでの移動をお願いしております。
これで随分とスムーズになりました。
そこに今回購入した新規の椅子はとても軽量。
さらに楽になります。
最初に伝えました篤志な会員さんは、毎年、高額の献金をしてくださるのです。
さらに、この2年間、別途にこれまた目が飛び出るような寄付をくださったのです。
そこに私をサポートしてくださる大久保彦左衛門的会員さんが妙案を。
軽量の椅子を購入し、そのことで篤志な会員さんだけでなく、初期のころから手を尽くしてくれた方々、当日の搬入・搬出に助力してくださる方々に感謝を示しましょう!と。
この室内楽定期演奏会には、上演されるコアな音楽にはもちろんのこと、運営に対しても純粋な気持ちを持った方が集まってくださいます。
ありがたいです。
ところで。数日前に納品された椅子ですが、梱包を開くために大変な時間を要しました。
運送中に壊れないようにすることはもちろん、金属のパイプ部分に傷が入らないように布のような紙でそれを巻いて保護しているのです。
これを解くために、3日間、これまた一人でやりましたが、6時間ばかりかかったのです。
ですが、皆さまへの感謝、18日の演奏会の時に来場された方々の喜びを思うと何のそのです。
皆さま、ありがとうございます。
そして、この3日間は夕方のビールがこの上なく美味しかったです。