わかば薬局 増加している溶連菌感染症 その1
2024.02.17 01:20
こんにちは、わかば薬局です。
年末年始以降、溶連菌感染症(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)のお子さんにお薬を出すことが増えています。
全国的に増えているようですが、北海道では例年と比較するとかなり多い印象です💦
すでに、かかってしまったお子さんもいらっしゃるかと思います😥
子どもに多い感染症ではありますが、大人もかかることがありますので、注意が必要です。
今回はこの溶連菌感染症について、数回に分けて簡単にご紹介していきたいと思います📓
〔感染経路〕
飛沫感染、接触感染
〔潜伏期間〕
2~5日
〔主な症状と経過〕
・突然の高熱、のどの痛み、しばしば嘔吐
・発疹、イチゴ舌
・熱が下がると皮膚が膜状に剥けてくる
※厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドライン」より
代表的な症状は発熱やのどの痛みで、風邪と違って咳や鼻水が出ないという特徴があります。
(3歳未満では、あまり熱が上がらないと言われています)
体や手足に小さくて紅い発疹が出たり、舌にイチゴのようなツブツブ(イチゴ舌)ができたりします。
その他に、頭痛や腹痛、首のリンパの腫れ、嘔吐等もみられることがあります。
小さなお子さんにとっては、いずれも辛い症状です💦
風邪と似通った症状もありますが、きちんと検査をして溶連菌感染症かどうか判別してもらい、適切な治療を受ける必要があります。
次回は、一般的な治療やお薬についてご説明しようと思います。
引き続き、お付き合いください🙇♂️