蒲生氏郷公429回忌法要 大徳寺黄梅院
2月7日、蒲生氏郷公の命日、429回忌法要が京都の大徳寺黄梅院にて執り行われました。
コロナ禍の間は役員のみの参加でしたが、今回は一般会員にも呼びかけ、日野・松阪・会津・京都の氏郷公を慕う方々総勢約70名の参列がありました。日野からは25名の参列でした。
法要は10時から始まり、優れた茶人であった氏郷公を偲んで蒲生氏郷公奉賛会会長のご挨拶と裏千家今日庵の方の奉茶をいただきました。
黄梅院の小林太玄和尚の読経と氏郷ゆかりの4首の和歌を引用して氏郷公の生涯とその時々の思いを偲ぶお話や、40年前に住職として入寺され、倒れていた伽藍や墓所を復興し、ほぼお一人で始めた氏郷公の法要が奉賛会を中心に多くの参列者を迎えて実施できるようになったことなどについてお話をいただきました。また、優れた戦国武将蒲生氏郷公の功績や若くして亡くなった無念さをお話しいただきました。
本堂前で参加者全員の記念写真を撮影し、その後氏郷公の墓所にお参りさせて頂きました。
午後はしょうざんリゾート京都で昼食を取った後、北山の茶室「亀遊池」で大阪府在住の顕彰会会員 古森様が氏郷公命日に合わせて京都でお茶会を開いておられましたので、そこに参加させて頂きました。
和やかな雰囲気のお茶会では蒲生氏郷公詠歌短冊、河津桜の花、氏郷公の赤楽早船茶碗写、小林太玄作の茶杓など、氏郷公追善茶会にふさわしい設えをして頂き、参加の皆さんも興味津々の様子でした。
また、古森様自作の「しるほど なるほど うじさと」という小冊子を頂きました。大変わかりやすく書かれており、氏郷ゆかりの地や、茶道関係のみなさんにも多く知って頂きたいと思います。
最後は氏郷公の室冬姫のお墓のある百萬遍知恩寺へ行き、冬姫のお墓参りをして京都を後にして日野に戻りました。
(文:広報 若林、理事 福永 編集 吉岡)