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『インドの食卓 〜 そこに「カレー」はない』を読了

2024.02.18 04:49

バンコクのおしゃれカフェでグラノーラボウルを食べながら、『インドの食卓 〜 そこに「カレー」はない』を読了!

"カレー"に限らず、ワインやカフェ、チャイなど、「インド各地の食文化や歴史」が著者の経験をベースに書かれていて、また、ちょうど僕がインドによく行っていた2010年代の10年間の出来事がたくさん出てきたので、知っていることも多くて楽しく読ませていただきました。

著者がインド駐在中に日本の友達から何度も投げかけられた「やっぱり毎日カレーなんですか?」は僕も何度も聞かれましたが、確かにこれは答えるのが難しいですよね。

毎日カレーといえばカレーだし、カレーがないと言えばない!

そういえば、ハウス食品のバーモントカレーのエピソードが本書に登場してて、このルーで作ったカレーをインド人に食べてもらったら「これは何という料理ですか?」と聞かれたと書かれていました。

実は僕はハウス食品からバーモントカレー(海外仕様のルー)を提供いただき、2015年と2016年の2回、インド(バンガロール)で試食会を開催したことがあったんです。

常宿だったホテルの屋上レストランを借りて、僕がカレー作り始めたら、インド人のホテルマネージャーやシェフがみんな集まってきて、「このペースト(ルー)をちょっと舐めてみていいか!?」「お、、、これはスパイスミックスだな!」、「俺たちにも手伝わせてくれ!」と言って、最終的には僕はリーダーとして後ろから指示出しだけして、全部彼らに作ってもらいました。

そして、何十人ものインド人を呼んで試食会をしましたが、まぁ、僕を目の前にして誰も悪いことは言わないですよね!笑

ほぼ全員が5点満点の5点をつけて、「This is GREAT!!!」と言って帰っていきました。

本書に書かれていた「これは何という料理ですか?」に関しては、そもそも「日本のカレーライスの試食会」とうたっていたので、そんなことは言われませんでした。

ちなみに当時、カンボジアのプノンペンでカレー屋Samurai Curryを立ち上げたばかりでしたので、もちろん、そのポロシャツを着て作りました。

(今はもうカレー屋さんは運営してなくて、Samurai Curry Projectという学生向けの海外研修をやっています。)