Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』蜜月島 mission13-⑤

2018.11.10 23:00

「俺の恋が成就しなかったら、一生お前のこと恨んでやる」




臣はキッチンで二杯目のコーヒーをうまそうに飲みながら、SPYを睨み付けている。




「はて?私めになにか不手際がございましたでしょうか?」




「中途半端にオアヅケ食らうのは、これで二度目だ」




「おっしゃっている意味が全く理解できませんが」




「それもそうだ、お前には何の罪もない」




「はて?…旦那様、長旅でお疲れなのでは?」




「……お前に理解しろっていう方が可笑しいんだろな」




「旦那様、アーンして下さい」




SPYがデザートスプーンに乗せた食べ物を臣の口元に近づけてきた。




無意識に反応して口を開け受け入れた。




「…ん?なんだこれ、フルーツっぽいけど、

初めて体験する味だ」




「コーヒーにもよく合います。この蜜月島に自生している木の実です」




「え?それって人間が食っても害はないの?」




「はい、このプライベート・アイランドにご宿泊の皆さまが好んで食されておりますゆえ、ご心配には及びません」




「ならいいけど」




「お口に合いますか?」




「うん、普通にうまいよ」




「それは何よりでございます。数分もすると効果覿面(てきめん)、元気百倍、そのパワーはスッポンや赤まむしの数百倍だとか」




「…は!?…なんつった?いま…あっ…いてて💦」




臣がコーヒーカップを放り出し、股間を押さえた。




「おや?早速でございますか?」




「SPY!てめぇ…なに食わせた?…痛ててて💦」




「疲れた体も瞬時に復活、地球上で最も優れた効果があると言われる強壮フルーツ・ドラドラでございます」




「……あ」




「…アホかー💢」




臣の絶叫がコテージに響き渡った。





to be continued…