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岡山大学 清田哲男研究室

卒業・修了研究の最終発表会でした

2024.02.19 02:11

本日は清田研究室の四年生3人と、博士課程の先生一名の卒業・修了研究の発表会でした!

博士課程の先生は感受や知識、他者が身体への意識変容に起こす影響を調査された研究のご発表をいただきました。

さすが博士課程修了の論文で、内容が多岐にわたり、さまざまな手法で子どもたちの姿の調査をされていました。文献などで問題の構造を捉える部分もとても勉強になりました。

ご発表の中で國分功一郎氏の中動態の話がありました。能動とも受動とも異なる中動態がどのように研究に組み込まれていたのかもっと詳しくお話を聞き、勉強したいです!

続いてウラの研究発表でした。

私の研究は美術の活動を作業と呼ぶことへの違和感から始まりました。そこから美術の活動で起こる多様な行為が気になり、それを言葉から明らかにするため教科書に掲載される動詞の変化について調査しました。最終的には中学生の思考を自覚している時間と、思考した内容を調査しました。

発表した後も「考える」の定義や、教科書ではいままで何を子どもたちに「考え」てほしかったのかたくさんの、わからないことが出てきました。

人はどれだけ努力してもそれでも足りない、足りない次の問いを生み出せることが大事と清田先生にお言葉をいただきました。

足りない自分に落ち込むというよりも、次の課題を見つけれたことを嬉しく思います!

しゃこさんはスペキュラティブデザインを用いたワークショップを通して子どもたちの未来の捉え方の変容をみる研究の発表でした。

学校教育の中で子どもたちが未来について考えるとき、自分が存在している世界として考えられているのかはとても重要だと思いました。


今まで、しゃこさんが活動の内容や、活動の結果を何に基づいて見とるのかにとても悩んみ、考える姿を見てきました。


今回の発表で問題と感じたことを構造化して何を明らかにすべきか、という部分を丁寧に説明できていたと先生から評価されていました!

問題を多くの人にとっても重要なこととしてその構造をわかるように図を示せることは、他者とより良い社会を作っていける能力だと思いました。しゃこさんはすごい!


スイミーさんは支持体を生徒が決めるか先生が決めるかでどのような違いが出るのかの研究です!

画用紙に絵を描くことが、当たり前。だから絵を描くことが日常にない。何に絵を描くのか決めるのは生徒自身なことがいい時もあるのではないかという問いかけが、あるだけでも大事なことだと清田先生が話していました。

当たり前になっていることに疑問をもって、緻密な調査を重ねて研究を進めるスイミーさんの姿はすごかったです。

今後のスイミーさんの研究に期待大!です。



ウラの研究発表は、、清田先生をはじめ、博士、院の先輩方。同期のみんな、後輩の皆さんの厚いご協力のもと作ることができました。卒業までもう少し!もっと頑張ります!

研究、制作、アートプロジェクト、乞うご期待!!


ウラ