「憂うつ感」「気分の落ち込み」等を考える。漢方Web勉強会
令和6年2月15日(木)は恒例の漢方Web勉強会でした。
今回は、「うつ」に多くみられる症状を改善するための漢方的な考察や症例紹介を用いて解説いたしました。
今回の講義のポイントは、教科書ではまず使用しない漢方薬であっても視点を変えると使用できることが分かるという点です。
視点を変えるという柔軟な発想が現場では重要となります。
そして精神症状は、カウンセリングが効果的な場合もありますが、頭の疲労や体の不調を漢方的に体質改善することでも効果的な場合が大変多いです。どちらも大切。
どんな体質か?
漢方療法ではどんな体質をしているのかが最重要課題となります。
漢方的に体質を導き出すことが症状をよくする鍵です。
体質が判別できれば、体質に合った漢方薬を選定します。
ただ漢方の世界では、体質が分かっても体質に合った漢方薬ではなく、「この症状にはこの漢方薬が良いだろう」といわれている漢方薬を昔から選定する傾向にあります。これだと体質ではなく症状で漢方薬を決めるため体質改善できず症状が改善しないことがあります。
私は講義で「症状ではなく体質に合った漢方薬を選定できるようになりましょう」と毎回何度も解説しています。
精神症状は元気を取り戻すことから
頭や体が疲れていたり調子が悪かったりすると
不安が強くなったり
いつもよりくよくよしたり
やる気が出なかったり
憂うつな気分になったり
しますよね。
逆に体調がよかったり頭が元気だと
いつもよりも嫌な事が気にならなくなったり
受け流せたり
少しはやる気が出たり
しますよね。
漢方で頭や体の疲れを改善することで精神症状が軽くなり、症状の改善がみられるようになります。
元気を取り戻すことで、精神面も回復していきます。
そのためにも体質を見極め、症状ではなく体質に合った漢方薬を選定することが大切なのです。
体質に生薬が合っているか。
このことが視点を変えることにつながるキーワードになります。
憂うつ感や不安感、やる気が出ないなどその他の精神症状も体質に合った漢方療法でよくなりますよ。
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