未来を開拓する人
1月20日、「第9回SDGs学生小論文アワードby住友理工」の受賞者懇談会が、グローバル本社(名古屋市中村区)で開催され、受賞者10名の皆さんをはじめ、審査委員長を務めてくださった、東京大学未来ビジョン研究センターの高村ゆかり教授と、審査委員である金沢工業大学の平本督太郎教授にお越しいただきました。
年初に発生した能登半島地震に関して、平本教授からは「もっと石川県に足を運んでほしい、地域に活気も戻り、それが復興に繋がる」とお話しいただき、現地の方の生の声での発信は、説得力が違うなと感じました。
SDGs学生小論文アワードについて
本アワードは、学生の皆さんの独自の視点での意見を当社グループの事業運営に生かし、「2029年 住友理工グループVision」(2029V)のありたい姿「理工のチカラを起点に、社会課題の解決に向けてソリューションを提供し続ける、リーディングカンパニー」として持続可能な社会づくりを目指すことを目的に、そして未来を担う若者の育成に貢献する活動として、2014年から毎年実施しています。
今年は「企業が持続的に成長するSDGs/ESG時代の人事戦略とは」が、募集テーマでした。
今回で9回目の開催ではあるものの、毎回感じるのは、学生の皆さんの物ごとを探求するレベルが非常に高いということです。
数多の応募者の中から選ばれた入賞者なのですから、言うまでもないことですが、視野を広げるためのセミナーやさまざまな活動の会合にも、積極的に参加されているようです。
特に驚いたのは、今回の最優秀賞受賞者の一人である佐藤紺衣さんは、昨年入賞したものの優秀賞だったことから、ぜひ最優秀賞を取りたいとの思いで、今回も応募してくれたことです。
彼女も含めて参加者の皆さんが、学生時代に自分自身を高めている行動に感心します。
振り返って私の学生時代は、サークル仲間と飲み明かしたり、旅行をしたりして過ごしましたが、その後の人生において、かけがえのない仲間とめぐり会えたことは収穫でした。
参加者の皆さんも、本アワードを通じて、かけがえのない仲間との出会いや経験など、たくさんの収穫を得てくれたらうれしいです。
本アワードで、学生の皆さんの考えに触れ、2029Vのありたい姿の実現に向けて、決意をあらたにしました。