当塾のルーツ
当塾のルーツは、私が小学5~6年に通い、大学時代はスタッフとして働いていた中学受験塾、「賢星進学教室」にあります。
私が通っていた頃もスタッフとして働いていた頃も、授業以外に自習室がありました。
授業は国語が大学生スタッフが、国語以外はすべて塾長がおこなっていました。
自習室は、私が通っていた頃は単なる自習室でしたが、スタッフの頃は先輩スタッフ1名がほぼ常駐する形で自習室を管理し、生徒の質問に応じたりしていました。
その先輩スタッフを受け継ぐ形で、私が自習室を管理するようになりました。質問に応じるだけでなく、生徒の要望に応じて暗記チェックをしたりもしました。また、毎週行われるテストに向けてどういう勉強をすればいいかのアドバイスや、受験間際には塾長から命じられて、生徒数名の個別指導めいたものもしました。
生徒からの質問はひっきりなしで、それを必死に対応していました。そういうことをしながら自分が通っていた頃の勉強と比べていました。
私は一番上のクラスでしたが、毎週のテスト対策として、塾の宿題を3~5回解き、さらに他の参考書数種を使いテスト範囲を3~5回解いていました。
しかしスタッフになってから上のクラス以外の生徒と接して、宿題すら理解せず解いたり暗記している生徒がいると知りました。だからそういう生徒には、宿題の範囲を理解させながら進めることが大事だとわかりました。
当塾の授業は新たな範囲の説明などはなく、毎週のテスト解説がほとんどでした。そのため新たな範囲は自ら学習して問題を解いて理解する形でした。
こういう経験をして、「自ら勉強することが大事。しかしさせっぱなしではなく、丁寧に宿題の問題を解くことで、少ない問題数でも多くのことが理解できるのでは?そしてこのような形で行えば、1人1人を丁寧に指導でき、結果的に生徒のためになるのでは?また、賢星時代のような自習室のシステムで対応すれば、中高生でも学力がつくだろう」と思いました。
こうして、賢星時代の自習室をそのまま塾にしたのが、当塾の形です。
しかし受け身の勉強であれ、授業や個別指導のような「向こうから何かしてもらう」方が、生徒も保護者も安心なようで、生徒数を見る限り、賛同は得られていないようです(泣)
自習室の様子は…今、定期試験勉強中の自習室が、賢星時代の自習室の様子に近いですね。