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本当の自分と繋がる道案内人 菊地 留(りゅう)

日常にある幸せに気づくきっかけ

2024.02.22 11:31

こんばんは。

本当の自分と繋がる道案内人 菊地留です。


 今日図書館でふと思い出した「わが町」という作品。

私が20代半ばの頃、空港勤務を辞めて「役者になろう!」と突拍子もないことを突然思い

退職して入った役者の学校。

一年かけて役者になるためのいろいろな学びの最後、卒業公演の演目がソーントンワイルダーの「わが町」でした。


 その時は世間で人気のミュージカル劇団や、テレビに出てる有名な役者が所属していた劇団、そんな見た目の大きさに憧れていた私。

「わが町」ってなによ?ソーントンワイルダー?誰それ。って感じだった。


 お話しは町に住む人たちの日常をただ描いた物語。

人が生きて死ぬまでの日常を描いた話。

なんか地味やなあ、と感じたけど演じることは難しく結構重みを感じる作品だったなあ。


 とはいえ、あの頃は日常をどーんと通り越したところに幸せがあると思っていたし、

それを求めていた。

けれど憧れは憧れで、現実は日常の延長であって地味なもの。


 私にとっては日常で地味なものかもしれないけど、喜びとしては結構深くて今が一番充実した毎日だと思う。

 キョロキョロなんかいいのないかなあって探している時は、落ち着いて日常なんか味わえるわけないし。

今の私の仕事って、そんな地味な日常の幸せを感じるようになるお手伝いなのかもしれないなあ、って最近思ってます。(*^_^*)


 ひさびさに20年以上も前の「わが町」の台本でも読んでみようかなあ。