最近の巡り堂 ~大量の彫刻刀と鉛筆がやってきた~
今回は最近の巡り堂の様子についてお伝えします。
一般社団法人ALL JAPAN TRADINGさんから搬入されてくる画材の中にはまとめてドカンと大量に入ってくるものもあります。
今回はまず大量の彫刻刀がやってきました。
袋によるとその数200本!
ちょっとした小学校の2学年分ぐらいはありそうです。
Tさんがぜんぶ磨いてくれました(すごい・・・)
そして袋に鉛筆がどっさり。
さっきの彫刻刀はほぼすべて同じ規格のものでしたが、こちらは未使用から使い古しまでかなりバラバラ。
↑元の持ち主は鉛筆をピンピンに削るのが好きだったのでしょうか。
昔から鉛筆はローカルなイベントの景品や記念品としてよく使われてきたこともあり、デザインのバリエーションがとても豊富です。「記念切手」ならぬ「記念鉛筆」といったところでしょうか。
今回巡ってきた鉛筆たちの中から、いくつか特徴的なものを紹介したいと思います。
まずはなつかしのバトエン!(バトル鉛筆)
小学校の休み時間にみんなで自前の鉛筆を転がして遊んだり、やりすぎて先生に怒られたりした覚えがあります。
ちなみに私の周りでは「おどるほうせき」が人気でした。
高校野球の古豪・京都商業高校……の珠算大会の記念鉛筆。伝説的な投手・沢村栄治の母校でもあります。
いわゆる「京商」は校名が「京都学園」に変わったあと、現在は「京都先端科学大学付属高校」になっています。
も、もいちどの通り……?
なんのことかわからず調べてみたら、奈良にある「餅飯殿(もちいどの)」という商店街のようです。
画像ではちょっとわかりにくいですが、長野県経済連によるエノキダケをアピール?する鉛筆です。
「下から○○センチで切ってください」とエノキダケの調理法が書いてあったり、なんともいえないシュールさがありました。ちなみに2本セットでした。
こちらはちょっと変わったハート型の鉛筆。
ちゃんと削れるんでしょうか。
ちなみに先ほどからちらちら奥に写りこんでいるのは阪急電車の鉛筆・定規・消しゴムのセットです。
こんな感じで、「巡り堂」では巡ってくるユニークな画材を種に話をしたり、それぞれの趣味について話をしたりしながら和やかな雰囲気で作業に取り組んでいます。
「学びの森ユーススクール」としてみんなで参加するのは月1~2回程度ですが、それ以外の日にもメンバー個々人で巡り堂の活動に参加されています。
最近はユーススクール以外の巡り堂参加者のひとたちと話をする機会も出来てきました。
自分のペースで取り組めるので、がっつりとした「仕事!」感が薄く、取り組みへの心理的なハードルが低いのが良いところかなと感じます。
また、何かあればこちらやインスタグラムでお知らせしたいと思います。