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自民党またまたお家芸・・・ 世論批判かわす“言葉遊び”の姑息

2024.02.28 11:08

日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■自民党またまたお家芸・・・

 「裏金」→「還付金」→「還流金」・・・

 世論批判かわす“言葉遊び”の姑息

 公開日:2024/02/28 

政倫審開催へ向け協議する自民党の

浜田靖一国対委員長(中央左)と

立憲民主党の安住淳国対委員長(同右)

ら(C)共同通信社


 完全非公開から一部公開となり、その後、

一転して開催自体が見送りとなった、

自民党派閥の政治資金パーティーを巡る

裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会

(政倫審)。

この期に及んでもなお対応が二転三転して

いる自民党に対し、野党側は

「当事者能力を失っている」と猛反発して

いるが、その裏金事件絡みの“造語”が28日、

ネット上で拡散された。《還流金》という

言葉だ。


 裏金事件を受け、最大派閥安倍派

(清和政策研究会)の議員からは、自身に

キックバックされていたカネを返したいと

の声が上がっているという。

これを受け、共同通信などが

「販売ノルマ超過分として議員側に還流し

た資金について、派閥への返還を認めると

決めた」

「返金は手続き上、議員側から派閥への

寄付として処理する方向だ」などと報じた

ことから、SNS上で《還流金》との言葉が

広がったようだ。


 《還流金?還流金?じゃなくて裏金、

ウラガネでしょ》


 《政治家なら、言葉遊びをするな。

還流金ではなく、裏金だ》


■すでに解散した派閥に返金できるのか・・・


 自民党の裏金問題調査チームの報告書でも

「裏金」が「還付金」、「中抜き」は「留保」

と言い換えられていたことから、《またか》

《いい加減にしろ》と怒りや呆れた声が目立つ

が、世論批判をかわすための言葉の言い換え、

すり替えは自民党の“お家芸”と言っていい。


 国民の反発の声が強かった集団的自衛権の

行使容認の際にも、「安全保障関連法」の

名称を「平和安全法制」などと変更。

「共謀罪」は「テロ等準備罪」になり、戦後の

歴代政権が築き上げてきた武器輸出を原則禁じ

る「武器輸出三原則」は「防衛装備移転三原則」

に改められ、輸出要件が緩和された。

5年間で総額43兆円という多額の防衛予算に

批判が出た時も、「敵基地攻撃能力」が

「反撃能力」という曖昧な言葉になったが、

裏金事件も次々と新たなワードを繰り出すこと

で悪質性を薄めたいのだろう。


 一方、還流金返還の報道を巡ってはこんな

意見もある。


 《いやいや、派閥に返すって。もう解散した

んでしょ派閥。誰に返すの?》


 《返したからと言って許されるはずもないが、

すでに解散した派閥に返還された資金はどうす

るの。またどこかで洗浄するのか》


 どんな“造語”でも国民の目はもはやごまかせ

ない。


【転載終了】

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 国民は怒っても、一票でお仕置きしない

と効力はないですね。


 ″自分くらいは″ではなく″自分が″ですね。