#325 曽我別所梅まつり
【福井尚子・高志】
こんにちは。
先日森のようちえんの保育活動で、
下曽我の梅まつりに行ってきました。
毎日が遠足!な、森のようちえんですが、
電車で遠出はちょっと特別な日でもあります。
近くでありながら梅まつりを訪れるのは私もはじめてだったので、楽しみに行ってきました。
まずは朝、二宮駅前に集合。東海道線に乗り、お隣の国府津駅へ。
さらに国府津駅から御殿場線に乗り換え、隣の下曽我駅へ向かいます。
お天気の良い日だったこともあって、梅を見に行く人もいっぱい。小学校の遠足の子どもたちもいて、2両しかない御殿場線はぎゅうぎゅうでした。
ところで、小田原ではなぜ梅の木がこんなにあるのか気になるところです。
梅まつりの公式サイト(https://soganosato.com/umematuri.html)によると今から約600年以上も昔、北条氏の時代に梅の実を兵糧用にするために城下に梅の木が植えられたそう。さらに江戸時代に小田原藩主の奨励により梅の栽培が増えたのだとか。
箱根越えの拠点でもある宿場町でもあったため、旅人の必需品としても梅干しが重宝されたそうです。
食用梅の生産が目的のため、そのほとんどが白梅で、曽我梅林に植えられているのはなんと約35,000本!
下曽我駅から田んぼ道を通り、梅まつり会場まで向かい間にもたくさんの梅に出会いました。
梅林の向こうに富士山がくっきり。
個人のお宅の梅の木も立派でした。
駅から梅まつり会場までは、大人の足で歩いて15〜20分ほどというところでしょうか。
ようちえんの子どもたちは、水路をのぞいてみたり、水たまりで遊んだりしながら、
1時間近くかけて歩きました。
混んでいるだろう会場を避け、梅を観に来た人の邪魔にならそうな空いているスペースでお弁当を食べながらお昼休憩。
お手洗いを借りに、梅まつりのメイン会場へも行ってみました。
入口には露店が並びお祭りの雰囲気です。
小田原名物の柑橘類や梅干し、梅のお菓子などが取り揃えられたお土産コーナーや、飲食コーナーもありました。
梅の果肉が乗った「梅の香うどん」や、つきたての「杵つき餅」がおいしそうでしたが、保育中だったので断念。
帰りは1時間に1本しかない電車を目指して、急ぎ足で駅に戻りました。
子どもたちが頑張って歩いてくれたおかげでなんとか電車にも間に合い、国府津駅経由で時間通りに二宮駅に到着!
梅まつりは2月末で終了します。今回は平日に訪れましたが、週末にはイベントステージで催しものなどもあるよう。来年はつきたて餅やうどんを味わいに、保育外でも訪れてみたいです。