カジノ工事と丸かぶりのマヌケ
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■大阪市が試算公表・・・
大阪万博会期中やっぱり渋滞発生、
原因はカジノ工事と丸かぶりのマヌケ
公開日:2024/03/01
アクセスルートは2本のみ
(大阪・関西万博会場の夢洲)
/(C)共同通信社
やっぱりだ。2025年大阪・関西万博に
ついて、大阪市が開催期間中に会場周辺で
起きる交通渋滞の試算結果を初めて公表。
会場最寄りの阪神高速「湾岸舞洲出口」が
渋滞すると予測した。
週末や会期後半を中心に期間中の6割に
あたる日数で午前8~10時台に交通容量を
超過する見込みだ。
「一般道が容量オーバーすると、信号が
赤から青に変わっても、待機中の車の一部
は通行できず、もう一度、赤信号で待たさ
れます。高速の出口だと、車がつかえて
制限速度での通過は困難です」
(試算した大阪市建設局臨海地域事業調整
担当)
夢洲への車両ルートは2本のみ。
その1つの「夢舞大橋」を走る高速は万博
に向け、4車線から6車線に拡幅。
予算2億円を投じたのに、結局、会場最寄り
の出口は渋滞予測だ。
他に試算した5地点は交通容量内に収まった
ものの、うち3地点は午前のピーク時には
90~97%の交通量に達し、混雑が予想され
る。
理由は万博開催とその先のカジノ(IR)
開業工事が重なるため。
工事は25年春から本格化し、万博の会期中
と丸かぶり。
工事車両はピーク時に1日あたり2182台と
予想される。
一方、万博の来場者数は2820万人と
見込み、関連のシャトルバスや来場者車両
の予測は1日あたり最大4000台。
現在の交通量とは別に1日約6200台が脆弱
なアクセスルートに殺到するのだ。
しかも、何とか渋滞を抜け出しても
自家用車は万博会場には入れない。
会場からおおむね15キロ圏内にある駐車場
からバスに乗り換える
「パークアンドライド方式」を採用し、
万博リングに到着する頃にはもうクタクタ
だ。
■計画時点から分かり切っていたはずなのに
漫才師の西川のりお氏
(C)日刊ゲンダイ
それにしても万博とカジノ工事がダブる
のは、当初の計画時点から分かり切って
いたはず。
昨年の市議会でも渋滞は懸念されていた。
市は工事車両の通行時間帯とルート変更、
万博協会と連携した駐車場の予約枠の調整
などで渋滞を回避するというが、何を今さ
らだ。
「昨年秋に万博協会とIR事業者に推定車
両数の算出を依頼してから、試算に着手し
ました。万博開幕まで、あと400日ほどあ
る。不測の事態に備え、二の矢、三の矢を
準備していきます」
(臨海地域事業担当=前出)
漫才師の西川のりおは日刊ゲンダイの
「注目の人直撃インタビュー」で
〈会場の夢洲とか「下見ののりお」言う
て、車で何度も視察しています。いざ始
まったら、お客さん、移動するの大変で
すよ〉と渋滞発生を見抜いていた。
のりお師匠ならずとも、大阪の誰もが
「言わんこっちゃない」の心境だろう。
渋滞に巻き込まれてまで万博に行く価値
ナシと多くの人が判断すれば、最大の渋滞
解消策となる。
【転載終了】
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開催を優先した結果で、リスクは見
ないようにしていたのでは?
政治家が悪いのか、役人の能力不足
なのか?
日本は諸外国と比べても、政治家や
役人に寛容すぎますね。
無知が成せる業か?
無関心なのか?