Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

2.25 豊中 株式会社WAON presents DEEP☆KICK ZERO 11 試合結果

2024.03.01 13:16

 『DEEP☆KICK ZERO 11』(2月25日・大阪府豊中・176BOX)ではDEEP☆KICK-65㎏挑戦者決定トーナメントが行われ、原口健飛の遺伝子を持つ和田哲平が中澤友にダウンを奪った末に大差の判定勝ち。来る4月28日のDEEP☆KICK京都亀岡大会で王者・石田迅に挑戦することが決まった。なおDEEP☆KICKの次回大会は3月31日、泉大津市のテクスピア大阪で行われる「DEEP☆KICK 69」。メインではKING剛と中田史斗の間でDEEP☆KICK-53kg王座決定トーナメント決勝が争われる。

(文・布施鋼治/写真・石本文子)


メインイベント 和田哲平 vs 中澤友


 メインイベントでは和田哲平(FASCINATE FIGHT TEAM)が中澤友(ビンチェレあべの)を大差の判定で下し、DEEP☆KICK-65kg挑戦者決定トーナメントを制した。

 和田は第6代RISEライト級王者の原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)が率いるFASCINATE FIGHT TEAMの有望株。DEEP☆KICKでは3戦全勝(3KO)という抜群のレコードを誇る。

対する中澤友は過去にタイトルマッチの経験もあるテコンドー出身の32歳。そろそろタイトルを手中にしたいところだが、この日は序盤から和田の勢いに呑み込まれてしまった。

1Rから和田は右ミドルで試合のペースを握り、ハイキックで先制のダウンを奪う。

「全然見えなかった」(中澤)

 2Rになっても、和田の勢いは衰えない。左ミドルと右のテンカオで、中澤をどんどん追い込んでいく。中澤のワキがミミズ色に変色するのに時間はかからなかった。

 結局、3Rになっても、試合の流れは和田が掴んだまま。一方的なワンサイドゲームにジャッジは三者とも30-26で和田の勝利を支持した。

「メインなのに(倒せなかったことで)ちょっとしょっぱい試合をしてすいません。やる前、中澤選手はそんなに┄と思っていたけど、パワーもあるし、めっちゃ強かった。最後は打ち合いもできて楽しかった」

 この勝利によって、和田は4月28日にDEEP☆KICK京都亀岡大会で王者・石田迅(LEGEND GYM)に挑戦することが決定した。「試合まであと2か月、今日みたいな試合をしていたらダメなので、しっかり倒す練習をして頑張りたい」

 石田を倒して王者になれば、ジムでは原口、小林愛理奈に続く第3のチャンピオンとなる。


▼メインイベント

 DEEP☆KICK-65kg挑戦者決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R

 ◯和田哲平(FASCINATE FIGHT TEAM)

 ×中澤友(ビンチェレあべの)

判定 3-0(30-26、30-26、30-26)

※和田哲平が-65kg次期挑戦者に決定


セミファイナル 大前洸貴 vs 津留純平


 前日計量で大前洸貴(INFINITY KICK BOXING GYM)は2.75kgオーバー。実行委員会の協議の結果、大前に減点2とグローブハンデを課すことで試合を行うことになった。

あわや試合中止になるところだった津留純平(FASCINATE FIGHT TEAM)はハッスル。大前のジャブに合わせ、右のテンカオ(カウンターのヒザ蹴り)。急激に動きが悪くなった大前に対して、津留はさらにテンカオからの右ストレートで大前からダウンを奪う。

四つんばいの体勢から大前は動くことができず、そのまま大の字となった。

これで津留は6戦5勝(3KO)1敗。現在DEEP☆KICK-60㎏で8位ながら、ランキング上位を脅かす存在になりそうだ。


▼セミファイナル

 DEEP☆KICK-60kg契約 3分3R

 ×大前洸貴(INFINITY KICK BOXING GYM)

 ◎津留純平(FASCINATE FIGHT TEAM)

TKO 1R1分23秒 レフェリーストップ

※大前が計量オーバーにより減点2及びグローブハンデ


第3試合 三輪力斗 vs 和斗


 1R、三輪力斗(真正会 大前道場)は左ミドルで試合の主導権を掴むが、和斗(NJKF大和ジム)から2度もローブローを受け、いい流れを止められてしまう。それでもこの真正会所属の男は諦めない。2Rになると、再び左ミドルで猛攻をかけ、ラウンド終了間際には左ストレートをクリーンヒットさせた。

 ここまでのオープンスコアは3者とも三輪。3R、もうあとがない和斗は右クロスで反撃。そのまま猛攻を仕掛けようとした刹那、今度は三輪にバッティングをしてしまい、またも試合は中断してしまった。

結局三輪のダメージは深く、試合続行不可能に。結局試合はここまでのジャッジで判定する負傷判定となり、3-0で三輪が勝利した。両者に罪はないが、不完全燃焼だった感は否めない一戦だった。


▼第3試合 DEEP☆KICK-59kg契約 3分3R

 ◯三輪力斗(真正会 大前道場)

 ×和斗(NJKF大和ジム)

判定 3-0(30-29、29-28、30-29)


第2試合 礼司 vs 山中涼惺


 2日前の「RISE176」で塚本望夢(NJKFteamBonds)を相手に一時はあわやという場面を作ったJIN(楠誠会館)の実弟・礼司(楠誠会館)が登場し、プロ初白星を目指す山中涼惺(大阪キック T.B.NATION)と対戦した。1R開始早々、山中は痛烈な左フックで先制のダウンを奪う。

しかし2日前にJINが1Rにダウンを奪われてから挽回したように、礼司も2Rから逆襲に転じる。どちらが倒れてもおかしくない打ち合いになっても一歩も引かない。中盤からはソップ型の体型を活かしたハイとヒザ蹴りで追い打ちをかける。

 3Rも礼司はワンツーを主体に追い上げ、試合の主導権を握ったところで試合終了のゴング。判定は1-0(山中)でドローとなったが、文句なしに今大会のベストバウト。激闘を繰り広げた両者には場内から惜しみない拍手が送られていた。


▼第2試合 DEEP☆KICK-51kg契約 3分3R

 △礼司(楠誠会館)

 △山中涼惺(大阪キック T.B.NATION)

判定 0-1(28-28、28-29、28-28)


第1試合 陸刃 vs 佐々木仁紀


 佐々木仁紀(BFA-SEED)は1Rから右のボディとストレートを打ち分け、攻勢に出る。左のミドルとヒザ蹴りも効果的だ。

2Rになると、陸刃(楠誠会館)は鼻血を出しながらようやく反撃を開始。ラウンド終了間際には佐々木にロープを背負わせるも、ラウンドを通して見れば佐々木の有利は変わらない。

3Rはややこう着気味になったが、佐々木が判定勝ち。うれしいプロ初勝利を収めた。


▼第1試合 DEEP☆KICK-51.5kg契約 3分3R

 ×陸刃(楠誠会館)

 ◯佐々木仁紀(BFA-SEED)

判定 0-3(28-30、27-30、28-30)


〈オープニングイベント〉

NEXT☆LEVEL提供試合

アマチュア日韓交流戦

 この日、昼の部として行われた「DEEP☆KICK ZERO 10」に続いて夜の部のZERO11でも、アマチュア日韓交流戦が3試合組まれた。国際戦といえば、プロの部でも後ろの方にマッチメークされるのが常ながら、DEEP☆KICKは以前韓国のエキスパートジムの会長から「アマチュアの選手も日本で試合を組んでほしい」というリクエストが出され、これをDEEP☆KICK実行委員会が呑んで実現した。

 聞けば、以前にもDEEP☆KICKではアマチュアの日韓国際戦を組んだことがあるという。他団体には真似できないマッチメークは新鮮というしかない。今回全部で6試合組まれた交流戦は日本勢が4勝2敗と勝ち越した。しかしながら、敗れたとはいえ、韓国勢は気持ちが強く、テクニックを身につけたら怖い存在になると思わせる選手が多かった。今後も実り多き海外との交流戦を続けてほしい。


▼OP第6試合 アマチュア日韓交流戦-70kg契約 1分30秒2R

 ×榎木友星(ビンチェレあべの)

 ◯イ・ホジン(RAON GYM)

判定 0-3(18-20、18-19、18-20)


▼OP第5試合 アマチュア日韓交流戦-57kg契約 1分30秒2R

 ◯土橋颯斗(一心会)

 ×キム・ヨハン(エキスパートジム)

判定 3-0(20-19、20-19、20-19)


▼OP第4試合 アマチュア日韓交流戦-65kg契約 1分30秒2R

 ×元原麗弥(LoTgym)

 ◯イ・ウジン(RAON GYM)

判定 0-3(19-20、18-20、19-20)


▼OP第3試合 -65kg契約 1分30秒2R

 ◯小路督也(BLOW GYM)

 ×山口丈瑠(パラエストラ東大阪)

判定 3-0(20-19、20-18、20-19)


▼OP第2試合 -42kg契約 1分30秒2R

 ◯甲斐田虎我(BKジム)

 ×山口嵐(パラエストラ大阪)

判定 2-0(20-19、19-19、20-19)


▼OP第1試合 -42kg契約 1分30秒2R

 ◯柴田綾芽(楠誠会館)

 ×井田美守里(フリー)

判定 3-0(20-19、20-19、20-19)


◎株式会社WAON presents DEEP☆KICK ZERO 10

2023年2月25日(日)
豊中市・176BOX
OPEN 10:50 / START 11:00

◎株式会社WAON presents DEEP☆KICK ZERO 11

同日開催
OPEN 15:00 / START 15:10


〈会場アクセス〉

〒561-0831

大阪府豊中市庄内東町5丁目7-25

電話:06-7898-0888


〈チケット〉

VIP席(指定席) ¥15,000 ※残り僅か

S席(指定席) -完売-

A席(指定席) -完売-

スタンディング ¥5,000 ※残り僅か

※当日券は¥1,000UP

※一部、二部チケット別料金(全席入替制)


〈チケット販売〉

DEEP☆KICK実行委員会(TEL 06-6754-8588)

または出場選手および所属ジム


〈問い合わせ〉

DEEP☆KICK実行委員会(TEL 06-6754-8588)

https://www.deep-kick.com