「宇田川源流」【日本万歳!】 枕投げを大人でも楽しくできる日本人の「余裕」
「宇田川源流」【日本万歳!】 枕投げを大人でも楽しくできる日本人の「余裕」
毎週月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。。日本のすばらしさや、日本が世界から称賛されえる内容をご紹介し、その内容を細かく分析し、その中においてその素晴らしさが何に由来しているのかということを皆さんにお話をするということをしている。そのことによって、本件の内容において、日本人の国民性や日本人の生活習慣で世界が称賛する内容をしっかりとご紹介しようということになる。
このようなすばらしさは、基本的に「一人の特別なヒーロー」が称賛される場合がある。最も有名な例はアメリカ大リーグの大谷翔平選手や、サッカーの久保建英選手、将棋の藤井聡太八冠などがその様な特別なヒーローに当たる。実際に、この人々は添付の才能があり、また普通の日本人にはまねしようとしてもとてもその領域に達することも、近づくこともできないというような内容であろう。しかし、その称賛される中には、日本人としての誇りやプライドそしてその生活習慣や考え方が含まれていることになる。大谷翔平選手が、グラウンドのごみを拾ったり、あるいはファンサービスをしたり、旧同社のようにストイックな生活をするというのは、やはり日本的な内容なのではないかということになる。
一方「無名の日本人が、たまたま取り上げられた」というパターンがある。新聞やテレビで名前を見ても、基本的には有名人ではないし、また生活などにも普通の人である。何か特別な人ではなかったのである。しかし、その内容に関して、「普通」であるという事、つまり大多数の日本人が同様の行動を行いまた、同じ状況においてその行動ををとる可能性が高い。しかし、その内容に関して言えば、日本人ならばその人ではなくても同じような行動をとることになり、マスコミで報道されているのは、たまたまその人が選ばれているだけで同じであるということにある。それは「日本人の性質や習慣全体が称賛されている」ということであり、そのことから、その内容を素晴らしく行うということになるのである。
今回は、日本人の「生活習慣」というか、普通の日本人について考えてみたい。
「まくら、投げようぜ!」全日本まくら投げ大会が開幕=伊東温泉静岡・伊東市
伊東温泉の名物行事「全日本まくら投げ大会」が2月24日、開幕しました。
〈開会式〉
「まくら、投げようぜー」
高校の修学旅行での経験から、まくら投げを競技化したこの大会は2024年で12回目を迎え、2月24日は公式アンバサダーのAKB48・成田香姫奈さんも参戦し、大会を盛り上げました。
1チーム8人で、10個の枕を投げ合い、相手チームの大将に当てれば、勝ちです。
今回は全国から40のチームが出場し、浴衣姿の参加者たちは防御用の布団で大将を守りながら、熱い戦いを繰り広げました。
〈参加者の女性〉
「めちゃくちゃ楽しいです。こんなに盛り上がるとは思わなかった」
〈参加者の男性〉
「最高です。ワクワクドキドキが止まらないです。
〈参加者の男性〉
「年齢も関係なくみんな楽しめて、みんなが熱くなれる。部活のように楽しめる大会」
〈AKB48・成田香姫奈さん〉
学生時代はおとなしいほうで、まくらを投げたことがなくて、きょう初めて枕を投げました。皆さんすごく楽しそうなので」
25日は決勝トーナメントが行われ、優勝チームには賞金10万円が贈られます。
2024年2月24日 20時47分 SBS NEWS
https://news.livedoor.com/article/detail/25934137/
昨年もここで扱ったかもしれないが、「全日本まくら投げ大会」が行われた。はっきり言ってしまって、このニュースを見て外国人が「日本を称賛する」ということはないのかもしれない。また、そのような記事は見当たらないし見つける気にもならない。
しかし、日本人は「まくら投げ」などという「はっきり言って何の役にも立たない」どころか「場合によっては、まくらが壊れてしまい、中のそば殻などが部屋中に飛び散ってかえって掃除などが大変になる」というような状況が出てくる可能性のある、かえって「仕事を増やす」というか「意味がない」遊びである。
しかし日本人はこのようなことを真剣に遊ぶことのできる国民性を有している。日本ジ名h、今ではあまりそのように感じないというようになってしまっているが、しかし、基本的には勤勉でまじめで規律正しいというようなイメージがある日本人でも、ある意味で「伝統的」にこのような無駄な遊びをするということが面白い。
実は「よく遊び、よく学べ」という言葉がある。実は日本人の「仕事ができる」ということの一つの「ポイント」ではないかと思う。日本人も人間であるので、仕事ばかりしていては、効率も悪いし、また広い視野を持つようなことができなくなる。当然に、仕事から離れた時に、いかにその仕事のことを忘れて切り替えができるか。そして、その遊びの経験が、仕事に戻った時に、どのように生かされるかということが重要なのではないだろうか。
その様に考えた時に、「全く無駄しかない」まくら投げを、真剣に大人が行うことができるという空間こそ、日本のすばらしさを最もよく体現しており、そして、日本が仕事ができるということを世界に示しているということではないだろうか。
今回は公式アンバサダーのAKB48・成田香姫奈さんも参戦したという。ダンスなどの特異なグループからであるので「無駄」をいかにも「ダンスなどを生かした」まくら投げになってもらったのではないだろうか。
さて、この「無駄」こそが「最も日本の仕事の余裕」であり「日本人の機能的な美しさ」を体現している。そのことは「遊ぶ時も全力で遊べる」ということが、日本人のチームワークなどを示しているのではないだろうか。
やはり日本は素晴らしい。