訪問先のペットに、気をつけることは?|かわさき高齢者とペットの問題研究会通信 2022年2月号(6号)
川崎市公認の登録ボランティア、かわさき犬・猫愛護ボランティアの中から生まれた「かわさき高齢者とペットの問題研究会」より、ニュースレターをお届けします。
今回は、研究会に寄せられたご質問にお答えします。
ペットが適正に飼育されていれば、問題はありません。飼い主さんが高齢や認知機能低下など、飼育が難しくなっている状況下では注意が必要です。
(1)ペットと距離を置く
訪問先にペットがいたら、原則は「無視」です。動物好きの方は初対面からかまってしまいがちですが、相手にしないことで、こちらには敵意がなく、害にも利益にもならない存在であることを、ペットに理解させるのです。
ペットがそう認識することにより、訪問時のトラブルを減らすことができます。
(2)ペットを逃がさない
ペットは、法律上は飼い主さんの財産(動産)となります。したがって、もしペットを逃がしてしまったりすると、責任を問われることがあります。外との出入りの際には気をつけましょう。また、ペットにケガをさせた、あるいは逆の場合も問題になります。お互いに慣れてからも、適度な距離感を保つことが必要です。
(3)基本的な対応を知る
一歩進んだ対応策としては、吠えられないテクニックや誘導する方法、簡単な防御法などを覚えておくと、事故を防ぎ、安全で円滑な業務に役立ちます。
ペットに関して飼い主さんの信頼を得ることは、飼育が困難な問題が起きた場合等に、こちらの助言を受け入れてもらいやすくなることにも繋がるでしょう。
ミニ情報:ペットへの対応を知りたい方へ
介護の現場で、高齢者のペット問題が顕著になっています。当研究会では、ペットの基本的な扱いや対応について、講座や勉強会を行っています。出張講座や実演もお引き受けします。お気軽にお問合せください。
かわさき高齢者とペットの問題研究会通信 2022年2月号(6号)
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