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Lê Ma 小説、批評、音楽、アート

カミーユ・C、留保なき絶望とその絶望的なまでの強度 ...for Jean-Baptiste Camille Corot /a;...for oedipus rex #123

2024.03.12 00:00



以下、一部に暴力的あるいは露骨な描写を含みます。ご了承の上、お読みすすめください。



(承前)

そうになる。生きている。わたしは。波紋。波打ち際のちかく、あおむけに波紋はよこたわっていた。ひらいた。口蓋を。見ひらいた。目を。直視。日照を。昏む。網膜が、…波紋。焼ける、と。ひとり

   海。わたしはこうして

      音響

         あざやかな、れらっ

絶望的に巨大な

   焼きつくされたの

      海は、ええ

         ん、これら風景は。…どう?

絶望を

   だ。日射しに。そう、

      海とは、それはあくまでも留保なき

         あえて、わたしが

咬んで、そう

   焼きつくされるの

      集合であっ、ひびきの

         わたしに仮構してみせた、

思っ

   だ。日射しを、そう

      音響

         なに?

思った。日射しは

   見て。この

      ひかり、り、り!ええ

         絶望。の、擬態

熱帯の、だから

   容赦なく褪せた

      海。表面に、その

         だ、ろうか?

熱気を

   風化をも。わたしの

      ひびきあ、…飛散

         これら、なに?すみやかな

もてあます。もてあまされたまま

   風景の、この

      音響

         ん、風景は。…どう?

熱気は

   綺羅めき。こんな破廉恥な充溢のなかに

      微風。ええ

         あえて、わたしが

ふれた、それらふれ得たものらすべてに熱をなすりつけ、まるで、

   あ

      赤裸々な崩壊

         あっ

吹きつけるように。

   あ

      赤裸々な破滅

         あっ

咬みつくように。

   あ

      赤裸々な破壊

         あっ

すりこむように。

   あ

      赤裸々な瓦解

         あっ

からみつくように、

   あ

      やめ

         え?…てっ

いたぶるように。

   あ

      赤裸々な躍動

         あっ

からかうかにも。

   あ

      ひとり

         え?…そう

燃えあがる?風は、

   あ

      みずみずしいわたっ

         わたしだけが

潮の香を

   ほんと?

      嘘だ!

撒き散らし、しかも圧倒的な熱風としてさえ肉体を

   ほんと?

      錯誤だ!

傷めた。このまま、いまはかろうじてなめらかな遠くの岬の霞らさえも、みすびらしくも容赦なく微風は吹き飛ばして仕舞うに違いない。…と、そしてその

   あ、

夜明け。贋作の

   あ、

正面で波紋は

   あ、

いまだ

   ん?

眠る、その沙羅ゝの顎をみぎのゆびさきにふれてほほ笑

   あ、

笑む。

   ざわめきが、あっ ;contrapunctus à 4

      すがすがしいですか?

    幸福な、それは

     そらしたいの?…ね

   ふり、いっ。あ、あっ

      破廉恥な、あ。くらい

    風景だっ、あ…た。あるいは

     目を。あっ!その

   わき、いっ。あ、あっ

      いじらしいくらい      

    朝の、猶も

     目は、そう。やがて

   わたしに、…あっ


たしかに、でも。愛しているのだ。きみを ;recitativo


   あ。ざわめきが

      そう。吸い込まれて

    り、り、いっ

     圧倒的な奔流

   あ。あざやかなまでに

      大気は、肺の

    いっ。いっ

     色彩の、…に

   あ。そう、あなっ。唐突にほほ笑んであげようか?

      奧にふと、翳る

    き、き、いっ

     失神するのだ、ね?

   繊細なあなたに


たしかにもうなんの留保もなく、でも。愛してい

   赤裸々に!

    そう?

いるのだ。きみを ;recitativo

   に、

    いっ


   想起?いいえ ;sonata à 4

    白熱の、いまだ

   わたしにはもう

    きざっ。まったく、きざさない

     想起?ええ

   すべては、記憶の

      覚えてた?…まだ

    翳りのなかに

     わたしには、もう

   すべてはなまぬるくて


   屠殺ずみだった

      きみは、抱きしめられた

    ふれてあげよう

     なかっ…ね?なかったのでしょう?あえて

   そうだった

      いつかの、その

    あなたに、その

     想起するべき

   の、だから

      わたしに。…あらがい

    さわってあげよう

     記憶など。だから

   かな?


   海辺の、あれら

      腕の。かつ見ひらかれた

    微音のなかに

     すべっ。無垢なすべては

   轟音は、潮の

    うっ。まったく、うごかない

     無知のすさまじいただなかに

   え?…忘却されたまま

    まぶたの、いまだ

   赤裸々だっ


   た

    が

   あ、


   想起?わたしには

    屠殺ずみだっ

   想いえがかれるべ…た。べ、え?き

    そうだった

   あえて、記憶のすべが

    の、だか…な?ら

   喪失さ…完璧な


   海辺。あれら

   の、轟音。潮の、たた

   たっ

   た


   たたきつけられた

   の、波の。あれら

   の。すでにして忘却。そう


   赤裸々に

    ええ、

   赤裸々なま


   まっ

    忘却?

     わらっちゃ

   んっ


   昏がりに、だから ;canon à 4

   昏むべき、なんら

   光源を知らない

   まなざしは。すでに


   ひかりを、海の

    昏がりに。だから

   ひかりの海を

    昏むべき、なんら

   躍動を。綺羅らの

    かくされることのなかっ

   それら、


   かがやく、…ん?色彩。滅びた

    色彩。それら

     昏がりに、だから

   風景を。その、いまや

    明晰で、しかも

     昏むべき、なん

   あざやかに、もはや

    沈痛なまでの

     らっ。昏みを知らないあかる

   まばたく必然をさえもなくした


   虹彩に

      ええ。昏がりに、だから

    色彩。あざやかに

     いっ。あかるみを知らな、…あ!それら

   昏みに

      昏むべき、なんら

    あざやかで、もはや

     なに?昏がりに

   瞳孔に

      身動きなどしなくて、い

    まばた…いっ。く、必然をさえもなくし

     ええ、った。ふと

   白濁…ん?


   白濁

      やめて。いまだ

    そう。海の、いっ。実体は

     喪失!唐突に

   無数の

      あなたはいっさい

    いっ。いつでも、破廉恥な

     すみやかに…え?

   かぞうべくもな

      目醒めなくて、いい。いっ

    いっ。破壊。白濁に依る

     ええ。無造作に

   白濁が


   いっ