音楽の段落
個人的修士課程に進んだシベリウスのワルツ。
まーだまーだやることがたくさんあります。
って、どれだけ私は素人なんだ!?って話です。
きっと長くピアノを続けていらっしゃる方ならとうの昔に身につけているような事柄を、私はほとんど修得していないのだと今さらながら気づきました。
小5で辞めたから仕方ないよ、と、ほとんど説得力のない言い訳で自分をなぐさめています(O_O)
「曲を弾ける」ということが何たるかを少しずつ理解させていただいている日々です。
今週がいよいよサークルの練習会なので、レッスンで見ていただいたところ
- 前回より音が綺麗になっている
- 軽やかさが増した
と褒めていただいた上で、次なる課題が(^◇^;)
曲の段落を意識して立体的に仕上げよう
メトロノーム合わせの練習をかなり積んだので、テンポがしっかりしているのは良いが、あまりにもカッチリしすぎていてワルツの丸さが足りない。
譜面通りにクレッシェンドやディミニエンドもしているが、聴かせるためには音を上げる(声を上げる)タイミングは戦略的にズラした方が良い箇所もあったり、いろいろ。
似たようなフレーズが再現することも多い曲なので、2回目はテンションを上げて弾くこと、フレーズの切れ目をもっと魅せるためにブレス入れたり。
文章に段落があるように、曲にもフレーズのまとまりで段落がある。段落にはそれぞれ意味があって一つの段落を成しているのだから、作曲家の意図を汲み取ってもっと俯瞰的に曲を捉えてみるとまとまりが出てくるでしょう。すると説得力も増します。
‥‥って、なんだか普段仕事でよく他の人に言っているような言葉を、ピアノのレッスンで私が先生にいただきました。
曲の設計を見つめる、ともおっしゃってた。
果てしない。
レッスン内容は濃すぎて全てをここには書けませんが、私の楽譜の変化でそれが少し伝わるでしょうか。
去年の12月5日時点の楽譜。
今(2月8日)の同じページ。
レッスン中に殴り書きをしているので字が汚いですが、その汚い字が真剣さを物語っているということで(^◇^;)
去年の末頃から、曲への取り組み方が本当に一変しました。以前の弾き散らかす日々から、仕上げを目指す日々へ。180度違うというのではなく、一つ段階が進んだように自分では感じています。
その変化だけでも私にとっては大きな価値です。
面白くてたまりません。
これからも精進します(≧∇≦)。