ワイナリー巡り 山形 タケダワイナリー
タケダワイナリーがある上山市は蔵王山の麓にあり、かつては城下町として栄えていました。現在でもその歴史が感じられる街です。また温泉街として有名な場所です。
ワイナリーはかみのやま温泉駅から一駅離れた場所に位置します。
敷地内に入ると、大きなロゴの入った建物がお出迎え。
建物に掲示されている蔵王スターワインは地元でも有名なワインだそう。しかし原料であるマスカットベーリーAの主産地が蔵王山麓から外れた天童市であることから、2018年10月30日に施行された製品品質表示基準に従い「蔵王」という産地名を用いることができなくなったそうです。(参考:TAKEDA WINERY通信 2017 AUTUMN vol.61)
そして蔵王スターの後継となるブランドが「タケダワイナリーシリーズ」。この建物にも描かれているキジと葡萄をモチーフにした可愛らしいロゴです。
販売所では興味深いワインを頂きました。
・ブラン・ド・ノワール 樽熟成
白ワインですが、ぶどうは赤ワインとして用いられるマスカット・ベーリーA 100%。
淡いピンク色をしておりロゼワインと思わせるような色合いでした。
皮つきのベーリーAをゆるく絞っているので皮の色素が果汁に移っているのだそうです。
華やかな香りの一方、味わいはさっぱりと辛口。煮物や蒸した海老などと合いそうなワインです。
★気になるワイン
KAMIOGINOTO 843-5 赤
とても変わった名前です。こちらは収穫した畑の名前をそのまま商品名にしたそうです。
その区画でとれた葡萄がとても良かったため、このような名前にしたそうです。番地まで名前になるのは珍しいのでは。こちらはお土産にしたので、別の機会にレビューしたいと思います。
売店での試飲はその時に開けられているワインとなりますので何が飲めるかはお楽しみ。
希望をすれば畑や醸造所の見学もできます。
ドメーヌタケダシリーズも頂きたかったのですが残念ながら売り切れていました。
次回のリリースを楽しみにしたいと思います。
行き方
電車・バス
山形駅から約20分
「茂吉記念館前」駅下車 徒歩12分
車
山形駅から約25分
タケダワイナリーは1920年からワイン造りが始められ、山形県で2番目に古いワイナリーです。伝統を受け継ぐ中で、新しいワイン造りにチャレンジする様子が伺えます。