Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

2024.3.3 スノーシュー:鷹匠山

2024.03.05 00:49

令和6年3月3日(日)  参加者:10名  ガイド:伊藤尚人 

 今シーズン初企画となる鷹匠山は鶴岡市田麦俣集落から眺められる馬蹄形の尾根を持つ存

在感ある山です。六十里越街道を通るたびにその特異な山容は目につくので、気になってい

た山でした。夏道がないので、まさに残雪期しか登れない山ということになるでしょう。し

かしながらこの日はもう3月に入ったというのに真冬に逆戻りしたような降雪で、音もなくし

んしんと降り続けます。まさに待望の雪なのですが、度が過ぎて登頂できないかもという不

安もよぎる降りっぷりでした。残雪固雪とはまるっきり異なる膝ラッセルで行動開始です。

山頂の南面は切れ落ちていて急なので、関谷地区から入らせてもらい北西の尾根から攻める

ことにしました。水分を含んだ重めの雪ですが、順調に高度を上げまもなく山頂というとこ

ろで風速が急変、猛吹雪に変わりました。顔面の冷えとの戦いに耐え、見事登頂を果たした

ものの視界はほとんどなし・・・。あまりにも寒いのですぐに下りましたが、その雪の重い

こと重いこと、ダウンヒルはスローモーションのコマ送りのようでした。それでもみんな

「重―い!」と叫びながら楽しく太ももの限界に挑戦してきました。登るよりも下る方が疲

れるってあるんですねぇ。下山してみると重郎右衛門清水のそばに、スタート時にはなかっ

たかわいい雪だるまが。水を汲みにきた方が作ったのでしょうか、素敵なサプライズでし

た。帰ってみると道の駅にしかわも雪がすごいことになってました。苦労はしても雪が降る

とやはり心躍るものです。