官足法で使う道具のお話
写真は官足法で一般的に使われる「グリグリ棒」と呼ばれる道具です。棒で足を揉む際には必ずクリームを使用して下さい。市販のハンドクリームを使う際には重すぎず、浸透しすぎない方が使い勝手がいいと思います。
目安がわからない場合、写真の「足心クリーム」を一度お試し頂くのも方法のひとつだと思います。足もみ専用なだけあって、やはりクリームのびの違いの使いやすさを個人的には実感しています。
グリグリ棒が一般的になる前はプラスチックの部分が無い健康官足棒という道具が主に使われていたようですが、官先生が手で自分の足を揉んで腱鞘炎にならないためだったり、手で自分の足をほぐすほどの力がない人向けなどの理由から棒を使う方法を考えられたそうです。
健康官足棒には太さの違いでAタイプ(初心者向き)・Bタイプ(先が少し細い)があり、老廃物を崩すためにそれぞれの使いわけをしていました。
足もみセルフケアに使用する棒は必ずグリグリ棒である必要はありません。道具の使いやすさからセルフケアの楽しみが増えて自然に継続の気持ちが増えるきっかけにもなるので、本来はグリグリ棒から使い始める事をお勧めしたいですが、入門編で100円ショップで入手可能な棒からのスタートでも、問題ないと個人的には思っています。
普段から官足法のお話をさせて頂く際にもお伝えしている内容ではありますが、継続しているうちに棒の滑りや握りやすさや太さなど色々な面で、使いやすい棒を求める気持ちが出てくる時期があると思います。最初から購入する事に抵抗がある方は、ご自身に適したタイミングで購入するという考えを選択肢のひとつにするのはいかがでしょうか。
赤棒、桐G棒
山になっている部分を活用して脚部をほぐしたり、足首周辺をほぐすなど、とても便利な道具のひとつです。
最初に販売されたのは写真一番下にある桐G棒。宮大工さんにお願いして作ってもらったそうです。その後の人気で製造が追いつかなくなり、官足法究楽部の行本会長がG棒を考案した方に許可を得て、お客さんをお待たせしないためにも赤棒が誕生・販売されるようになって現在に至ります。
G棒の名前は考案した方の名字のイニシャルからつけられていますが、その方は他にもスーパーバー(現:これいいわ)の原形と言われる「足(即)元気」と呼ばれるグッズやT棒を考案されたそうです。
この他に、官足法で「三種の神器」と呼ばれる道具に「ウォークマットⅡ」という便利な物があります。