千秋楽ゲスト 夏目祭子さん
さて、昨日の「うさぎひとり」公演、「アフタートーク」ゲストは夏目祭子さんでした。
夏目祭子さんは、私が2016年に通っていた「性・愛・命のマスターメイト養成講座」の先生です。
舞台をご覧になった方は分かるかと思いますが「うさぎひとり」内の「ローズの会」のモデルになったものです。
完全に「モデル」というわけではなく、色々なスピリチュアルの講座などを大げさにデフォルメして描いておりますが。
正直、先生と連絡を取るのはかなり恐る恐るでした。
主人公の幹子は「ローズの会」で教わったことを「あんな風にできない」と言うし、「ローズの会」、舞先生(会の先生)自体、神々しく誇張して描いているので、嫌な気持ちにさせてしまったらどうしよう・・・と。
そして、もう終わったので言っていいと思うのですが、
「ローズの会」講座の演出は大変激しい演出となっております(演出の坂本鈴さんの案です)
ド派手な照明!(黒太さんの照明がすごい!)
しかし、祭子先生は実に暖かく、楽しんで受け止めてくださいました。
特に演出は、怒りと悲しみを超えて自分の中にあるものが昇華されたように感じた、とのこと。
「私もあんな風に講座しようかしら」などとおっしゃっていました。
私は講座の時はどうしても「先生」と「生徒」という枠もあってか、やはりちょっと距離を感じる部分もありました。
また、私も登場人物の幹子と同じように「美しい性欲など持てない」などと悩んでいました。
しかし、祭子さんも触れられていましたが、私自身が「美しさ」という言葉にとらわれすぎていた、というか誤解していた部分があったのかもしれません。
それこそ「外」でも自然に自由に「性」を楽しむ(祭子さんはちょっと書けないような言葉で表現されていましたが・・・神聖な雰囲気ですごいことをおっしゃいます)
もっとおおらかに、たおやかに。それこそが美しさ、ではないかと。
演劇とアフタートークを通して、私自身、祭子さんとの距離が縮まったような、そして、講座の時には気づけなかった祭子さんのチャーミングさを発見した気がします。
アフタートークは「続 うさぎひとり」だったのかもしれません。
私は祭子さんとは違う形で「性」を発信していくのだろうな、と実感しました。
夏目祭子さん、本当にありがとうございました。