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ここそら熊佳世website

story⑦地獄の日々

2018.11.12 16:07

このお話は

月商60万起業術storyというカテゴリで10年余りに渡る私の起業を通して「つたえたいこと」を綴っています



story⑥の続きです。

目次はこちら






海外旅行から戻り

鎌倉での生活が始まりました!






まだダンボールの積まれた家の中。

内装工事も入っており、

暫くは1階部分の「店を作ること」に追われました。




お店作りと同時に、集客して何とか売上を立てなければなりません。







しかし、 

先の見えない不安…

物凄く早く減っていく通帳の残高…







ワクワクするはずの新生活。

晴れた日の様な、

どことなく暗雲が立ち込めた様な、

未来が全く見えない…

そんな気持ちでした。

そこから1年は今思うと地獄の様な日々でした。





一番の辛さ

その時の辛さの原因は自分てわかっていました。





情熱が湧くモノがない…

私は目的達成型の性格で

コレ!

となればそこに向かって一直線

わりと早くそこに辿りつくのが得意でした。






しかし、この時の感情は

何もやりたいと思わない

そんな感覚でした。








しかし、

生活がある!

なんといっても夫婦で無収入!

なのに

毎月経費は60万円 

ほどかかりました








毎月の税理士さんとのミーティングもいつも気持ちが沈みました。

「今後のプランをどう伝えよう…」






でもやるしかありませんでした







自分で自分を追いつめていきました。

夫婦喧嘩も増えていきました。







何度も泣き、

腹をたてて主人に八つ当たりし、

お皿を何枚も床に叩きつけて叫んでいました


何で何もやってくんないの!💢


私のやりたい事にいつもつきあってくれる主人。

いつも文句を言わず私を労ってくれました。





「カヨ、ちょっと外に出てくるね…1人になりたいよね」





そんな主人に怒鳴りました

「1人にしないで!!」








困った顔でそばにいてくれました。

(ホント最高の夫です!)








とにかく出来る事をやる

わたしのやる気が出るのを待つ時間はありませんでした








エステをやってみたり、

レンタルスペースをやってみたり、

宿泊サービスもやってみました。



どれもそれなりに楽しいのだけれど

内から湧き出る情熱の様なものを感じませんでした






苦しみながらも楽しみ、

何だかんだで細々と続けていた事業が

教育と起業支援

でした。






そんな中でコーチングの必要性を感じた私は2年に渡りそれを学んでいました。







最大の間違い

この頃の私の最大の間違い、、、

それは

ひとりでやろうとしている事





そして

夫の高い能力を信頼していない事

でした。

(これについてはstory10以降で書きます)



この頃の主語は

「私たち」ではなく「私」

をよく使っていました。




吐き出す事で解放された心


さて、ひとりで頑張っているかわいい私w





そんな私のメイン事業は上手くいかずキャッシュが回らなくなり限界が近づいてきました。






クレジットカードも限界まで使わなくては回らないほど苦しみ

毎日借金に追われる夢をみました。







「ああ、今月の家賃が払えなかったらどうしよう…」

考えても考えても涙しか出ませんでした。






泣きながら夢でありますように…と眠り目がさめるとまた

あぁ、夢じゃなかったんだ…

と、また涙が出ました。





それでも笑う


どんな時も笑顔!

それが私の取り柄でした。





2014年もそれで乗り越えて半年で1000万円作ったではないか!

そんな気持ちで神経はいつもON






笑顔でいる事がいつも救いになると信じていました。






そんな時、学びのためにも受けていた毎月のコーチング






コーチは私に

本音で吐き出すこと

をさせてくれました。







もうダメかもしれない

鎌倉駅西口のオープンカフェのテラスで私は号泣しました。





わたし、もうダメだよ…

わたし、いま物凄く辛いよ…

どんなに俯瞰してもダメ

どんなに「ある」に目を向けてもダメ 

心が苦しい…

彼女はただただ私の背中をさすり、

ただただ聞いてくれました。

何時間も…何時間も…

私の気の済むまで。










story⑧へ続く