トランプ政権再発足なら「独裁色」強める体制へ・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■トランプ政権再発足なら「独裁色」強める
体制へ・・・司法省を利用して政敵に報復も
公開日:2024/03/06
■【トランプ復活でカオス化する世界】中編
トランプ前大統領(中央)陣営の顔ぶれ
(左から2人目がスージー・ワイルズ氏)
/(C)ロイター
トランプ前米大統領にとって3回目の
大統領選挙でも、その毒舌は相変わらずだ。
「移民はわが国の血を毒する」
「政敵は害獣だ」と言ってのけ、
「外国人憎悪。ナチスのようだ」と批判された。
問題は、そんな悪口雑言をどう政策的に実現する
かだ。
本人は、移民を厳しく取り締まり、
難民の米国定住を停止する対策に言及している。
そんな中で注目されたのは、政敵に対する
「刑事訴追」と「司法省の政治利用」という問題
だ。
トランプ政権で要職を占め、その後トランプ
批判に転じた人たち、例えばウィリアム・バー
元司法長官やジョン・ケリー元大統領首席補佐官、
マーク・ミリー前統合参謀本部議長らの名前を
挙げて、報復・追及の標的にする構えを示して
いる。
司法省をそんな目的で利用すれば、「政治警察」
になる。
ロシアのプーチン大統領をまねるのだろうか。
■選対に実績のプロ人材
それではトランプ選対本部の陣容と、政権奪取後
にどのような体制を組み立てるのか、米国内で明ら
かになった情報から分析してみたい。
選対本部は、2020年大統領選とは違い、
長男ドン・トランプ・ジュニア氏と次男エリック氏、
長女イバンカ氏とその夫ジャレッド・クシュナー氏
らの姿はあまり見られない。
それに代わって、地味だが選挙運動の実績がある
5、6人が側近グループを形成している。
その本部長格がスージー・ワイルズ氏。
かつてロナルド・レーガン大統領の選対に籍を置き、
18年のフロリダ州知事選挙では、今回の大統領選に
おけるトランプの主敵とみられていた
ロン・デサンティス氏を勝たせた人物だ。
予備選でデサンティス氏を軽く退けた裏には彼女の
情報があったようだ。
もう1人、海兵隊員から政治コンサルタントに
転じたクリス・ラチビタ氏が共同本部長となって
いる。
今回はプロの人材に頼る構えだ。
政権の再発足で警戒されているのは、既成の
官僚5万人を配置転換し、トランプに忠実な要員と
入れ替えるという構想だ。
トランプ前政権には、専門知識を持つ官僚に反対
されて、自分たちの主張を貫けなかったという
反省があるという。
トランプは彼らのことを陰謀をたくらむ
「ディープステート」と呼んで忌み嫌ってきた。
貿易政策では、すべての輸入に10%の関税を
かける計画だといわれる。
また、前政権内でトランプが何度も提案した
北大西洋条約機構(NATO)脱退といった懸案を
新しい人事政策によって実行する考えなのだろう。
かつて長期政権を担った共和党主流派は
「トランプ忠誠派」に取って代わられそうに
なっている。
【転載終了】
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″もしトラ″になったら、西側の結束にヒビ
が入り、ロシアや中国などの共産圏を利する
事になりそうですね。
もちろん、ウクライナ戦争の敗戦が高まり、
モルドバも侵攻される事になるでしょう。
世界が大変な影響を受けることになり、
国連でのアメリカの影響力も弱まることにな
りそうですね。
どこかの国の首相が言われたように、
″バカに権力を与えてはいけない″ということ
にも。