インビジブル・インプ(ゲーム型インプロ劇案)
このシナリオは「即興劇」いわゆるインプロ形式のシナリオです。
キャストはここに記載された設定を用いながら自由に演技をすることができます。
しかし、ただのインプロではなく
このシナリオには数個のルールが存在します。
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①他人の「専用テキスト」をのぞき見してはならない。
②このシナリオの性質上、答えを知るものは「女神」以外を演じてはならない。
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【配役】 性別不問 4名 + 1名
★カリオラ:性別不問。異世界転生をした勇者の一人。
pass kariora
★ジャッカス:性別不問。異世界転生をした勇者の一人。
pass jakkasu
★ミオルヒ:性別不問。異世界転生をした勇者の一人。
pass mioruhi
★オーゼム:性別不問。異世界転生をした勇者の一人。
pass oozemu
※途中の専用テキストのパスワードは、各配役のキャラクター名となっている。
これは「誤タップ」によるネタバレを防止する為である。
★勝敗をジャッジする女神:性別不問
女神だけは全員の専用テキストを閲覧することができ、
それぞれがルールを逸脱していないか?ミッションをクリアしているか?
を確認し、ジャッジすることができる。
勝利条件を満たしたものが居た場合、その結果を発表し
物語の結末をキャストに委ねるものとする。
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【本編】
カリオラ:魔王城も目と鼻の先、ここまでの道のり長かったな。
ジャッカス:あっという間の半年間でもあり、永久に続くような時間でもあり
ミオルヒ:仕方ないですよ、それだけ色々とありましたから。
オーゼム:でも、それももう少しで終わる、ってことだよね。
ジャッカス:オーゼムは、魔王を倒したらどうするの?
オーゼム:どうするって、そりゃもちろん元の世界に帰りたいよ。
カリオラ:右に同じ。
ミオルヒ:でも私たち、あちらの世界では一度死んでしまってますからねえ。
ジャッカス:それはそうだけど、そこはほら、女神様がお得意の奇跡でちゃちゃーっと
ミオルヒ:してくれるかもしれませんね。
カリオラ:でも、まだ魔王を倒して無いのにそんな後の話をしてもな・・・
オーゼム:なんだ?自信ないのか?カリオラ
カリオラ:そういうわけじゃないけど、でも、まさかって事もあるだろ?
ジャッカス:まさか、ねえ。例えば?
ミオルヒ:私たちが全滅してしまうとか?
カリオラ:考えたくは無い、が。そういう可能性も無いとは言い切れない。
オーゼム:おいおいー、最終決戦前に弱気だなぁ。
ミオルヒ:・・・カリオラ、顔色が悪いですよ?
カリオラ:・・・言うべきか、言わないでおくべきか、迷ったんだ。
ジャッカス:なに? 改まって。
カリオラ:最後に寄った街で、験担ぎの為に占いの館にいったんだよ。
オーゼム:珍しいな。
カリオラ:それだけ、ナイーブになってたんだよ。で、そのときになんだが
ジャッカス:そのときに?
カリオラ:・・・なあ、俺たちって本当に異世界転生した勇者だよな?
ミオルヒ:何を今更。
ジャッカス:そうだよ、カリオラ。
オーゼム:・・・まさか。
カリオラ:・・・占いで言われたのは、たった一つ。
カリオラ:「俺たち、異世界転生勇者の中に、スパイがいる」
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【ルール説明】
★配信の枠主、インプロ劇の主催者が読み上げてください。
このインプロ劇は、即興劇を行いながら「異世界転生勇者」の中に
隠れた「スパイ」を見つけるゲーム型インプロ劇です。
これからキャストは、それぞれの名前が書かれた「専用テキスト」を
黙読します。
その専用テキストに書かれたミッションをこなしながら、
誰がスパイなのか、誰が転生者なのかなどを推理しながら
即興劇を行っていきます。
それぞれの勝利条件は、専用テキストに記載されています。
●共通ルール●
1.相手の役職を指摘する行為は、それぞれに対し1回しか行うことができない。
なお、指摘をし、それが間違いであった場合「女神」より
間違えた指摘をしたものの「役職」が公開される。
2.「転生者」と「スパイ」がミッションを踏破し、
勝利条件②を遂行した場合、「女神」役の説明により
誰が勝利したのか?が公開される。
3.勝利/敗北が決まってから、おおよそ10分ほどで劇的な結末を演じる事とする。
(この部分が最大の即興劇)
(インプロの終わりは女神役がタイムキーパーを行う事とする)
■注意点■
この遊びは、勝利を目的としているものではなく
与えられた条件やミッションをこなしながら如何に場を面白くすることができるか?というインプロ劇の為の「あそび」です。
あくまで、劇的に、楽しく行ってください。
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以下、ボタンより各専用テキストに入る事。
(リスナーへの情報開示は主催者の判断に委ねるものとする。)
人生とは、ドラマツルギーだ。