元ホークス捕手 山崎と細川
2018シーズンオフ。
2016年までホークスに所属した細川亨(38)が
東北楽天イーグルスを戦力外に。
そして2013年までホークスに所属した山崎勝巳は
36歳ながらオリックスと2年間の複数年契約を更新した。
山崎は報徳学園を卒業後、2000年ドラフト4位でホークスに入団。
城島健司という不動の正捕手がいたこともあり
2001~2004年まで一軍経験は無し。
2005年も3試合の出場のみだった。
城島がメジャーに行きホークスを去った2006年は、
正捕手となり105試合。翌2007年も100試合に出場した。
しかしその後は、高谷、田上の台頭で出場試合数が
2008年60試合、2009年30試合と激減。
2010年は77試合。再び出番が増えてきたこのオフ。
西武ライオンズの正捕手・細川亨がFAでソフトバンクに移籍してきた。
2011年細川は97試合に出場。
正捕手として投手を盛り立て、チームの日本一に貢献。
ベストナインとゴールデングラブ賞も獲得した。
翌12年も92試合に出場。
山崎も2011年86試合、2012年85試合、2013年は92試合に出場。
しかし先発出場は42試合で半分以上は途中出場。
さらに同年オフ日本ハムの鶴岡がFAで入団する動きもあり、
出番を求めてFA宣言し、オリックスに入団した。
しかしオリックスでは
2014年60試合
2015年79試合
2016年43試合
2017年17試合
と出番が増えず、そろそろか・・・などと思っていた2018年だったが、
伊藤光のシーズン途中のトレードもあり、出番が増え81試合に出場。
そして複数年契約を勝ち取った。
36歳からの複数年契約。
つまり最後までオリックスにいてほしいの球団側からの意思表示ともいえる。
報道によれば、将来の首脳陣候補とのこと。
出番を求めてオリックスに移籍した山崎。
出番の少ないシーズンもあったが、首脳陣からの信頼も勝ち取り
FA宣言は、成功だったと言える。
細川は2016年オフ。
ソフトバンクからバッテリーコーチの打診を受けたが
現役にこだわり固辞。
戦力外となり楽天に移籍。
楽天では17年20試合、そして今年はわずか2試合の出場で
2度目の戦力外となった。
今の山崎の年齢である36歳のオフ。
ホークスのコーチ打診を断った細川。
もしあの時コーチ兼任選手で
2年契約をしていたら、今年のオフで引退していたかもしれない(兼任なんて誘いは無かったのだろうが)。
山崎は残り、細川はまだ去就は決まっていない。
細川は楽天もコーチ打診はあったそうだが、断ったらしい。
ロッテがという噂も出たが、具体的な話にはまだなっていない。