ぎっくり腰考 ③
これは、近所の夙川の河川敷で主人が腹筋した時(そういう器具というか遊具があるのです)仰向けで撮ったという写真。
絵みたいですね。うつくしい。
さて、現在、ぎっくり腰の衝撃からほぼ半月。
身体はもう元通り!
・・・ということは・・・
そうなんです。「ぎっくり腰になる前」に戻ったということで、腰のゆる~い痛みや重だるさは、何となく残っているのです。
だから、リハビリも続けてるし、自分なりに「これは良い~」と思うものはやっています!
腰痛そのものとは、もう何年もお付き合いしているので、完全にさようならするにはやっぱりここから何年もかかるのでしょう(というか死ぬまでお付き合いは続くかもしれません。要は自分次第!)
今回、6日目に整形外科に行った時に、あまりの痛み(と焦り)に、先生から「お薬出しましょうか」と言われた時「お願いします!」と言ってしまいました・・・。
言ってしまいました、と書きましたけど。
ここでも私は1つ、こだわりから解放されたと思います。
YOGAを始めてから、市販薬、処方薬共に服用していませんでした。そして実際飲まなくても、YOGAのアサナやツボ押し、他、民間療法で何とか凌いでいたんです。
でも10年ぶりに「これはちょっと無理かも・・・」と思いました。
「ここは意地張ってないで、痛みどめ飲もう。そしてもう少し日が経って痛みが薄らいで来たら他の方法に切り替えよう」
ここで、YOGAの道で陥りがちな、西洋医学、対処療法はバツ!という決めつけが、ふわんと緩んだ気がします。
思えば、自分は幼いころから西洋医学に助けられてきて、代替医療はたかだか10年くらいしか学んでいないんだから、いいとこどりで良いじゃないか、と。
痛い時、苦しい時は、どちらにもお世話になって、元気になったらそこから学んで、必要以上に甘えないようにすれば良いじゃないか、と。
貰ったお薬は、ロキソプロフェン(鎮痛剤)、レバミピド(胃腸の薬)、ケトプロフェン(湿布)・・・どれもジェネリック薬品です。
これらを、病院で貰った日を含めて2日間使いました。
マックスベルトというコルセットのようなしっかりしたベルトもこの機会に出してもらいましたが、これは病院で装着してもらってその数時間後に外しました。
鎮痛剤を飲んでも、痛みがゼロになるわけではなく「ずきっっっ!」が「・・・ずくっ・・・」くらいになる感じ。
それに「お薬で痛みを和らげてる」って意識も当然働くので、それは「回復してきてる」感覚とはまるで違う。
服用をやめて、痛みがなくなった時、というか「お?もう大丈夫・・・!」という瞬間ははっきりわかりました。ぎっくり腰から8日目の午後。
それは…
足湯(あしゆ)です!
ひょっとしたらタイミング的に、たまたま治る時期だったのかも・・・とも思ったんですが。
40~42℃のお湯に両足をくるぶしまで入れます。この季節はお湯が冷めやすいので差し湯が必要。
30分位やって、しっかり温まって、足を丁寧に拭いて立ち上がってみると・・・
腰、軽い!
痛くない!
その後も、予防のためにこまめにやっています。終わると確かに腰が楽になります!
準備や後片付けが結構面倒だし、1度足入れちゃうと動けないですけど・・・
でも面倒がらずやると確実に違います!
本には「足首を温めると骨盤が緩むため、腰痛には効果絶大」とありましたよ。
腰痛だけじゃなくて、すべての症状に足湯は効くそうです。
それから、「ビワの葉こんにゃく湿布」。
こんにゃく湿布は以前から時々やっていました。温かくて、こんにゃくがなかなか冷めなくてすごく気持ち良い。
この湿布にびわの葉を加えると、痛みの緩和に効果あり、と知って、整体めぐりさんに相談したら、その道に詳しいお友達がいらっしゃるということで・・・
びわの葉を分けて頂きました~!ビワの葉エキスという液体の試供品も一緒に。
めぐりさん、お友達の方、本当に有難うございました。
このビワの葉の表側(つるつるしている方)を肌にじかに置き、その上に、ぐつぐつ煮てタオルにくるんだこんにゃくを乗せて30分。
寝落ちしそうに気持ち良い~!(でもそのまま寝ちゃうと冷えてしまうのでご注意下さい)
この「ビワの葉こんにゃく湿布」は1,2回では、ただ、温かかった~って感じだったんですけど、4回目くらいから「あれ?終わったらいい感じ・・・」とヽ(^o^)丿
やっぱり自然療法は、奥の方からじわじわと効いてくれるように思いますので・・・
やってみる価値はあると思います!
近くに生えてるのを発見!効きそうヾ(^▽^ヾ)
今回、参考にした本はたくさんあるんですけど・・・
(自分のYOGAのライブラリーをじっくり読み返してみる良い機会でした。時間はたっぷりありましたし)
「氣道」の入門書です。これを読み返してみて、出来るものをいくつかやってみると、身体が緩んでいくのが分かりました~お布団の中で出来るものも多いし、季節別、症状別にいろんな手法が載っています。
これは大穴!というか侮れない快書だと思います。著者が私と同じような症状(ヘルニア持ちでぎっくり腰経験あり)なので、ダイレクトに使える、というか。
とにかく、こつこつと、時にさっくりと「腰を反らす」体操を続けること。痛みがなくなったからと言って体操をやめてしまわず続けること。
イラストも多く、ぎっくり腰の時の体操も載っています。あっという間に読めます。
タイトルも良いよね。元気出る(^o^)丿
腰痛は、心身のストレス(心理社会的要因)が引き起こす、という説が注目されています。
YOGAの「人間五蔵説」では、肉体(食物鞘)の痛みや病気は、認知や知的判断を司る層(理智鞘)の間違いが作り出すと考えられています。
自分に当てはめてみると良くわかる。
その時は、決して無理をしてるつもりもストレスを抱えている気もないけど、
振り返ってみると、追い詰められてたな・・・とか、頑張り過ぎてたな・・・とか。
最初にも書きましたように、身体はサインを出してくれているわけですよね。
そしてぎっくり腰の痛みは「こんな痛過ぎるサインはいいから!もうちょっとやさしいやつお願いします!」って思うけど、
身体にしてみたら「わからんか?これでもまだわからんか?」と段階的に出してくれてる筈なんですよね。
それに気づかないのはやっぱり変。
YOGAを学びながら「心身一如」を自分のものにできていないのは情けないですが、でも、学びの途中なので!
もう、あの痛みはホントごめんだけど、おかげでゆっくり休んでいろんなことを学ばせて頂きましたので!
とりあえず、腰痛ありがとう!ってことでヽ( ´ー`)丿
今後は
無理をせず 油断せず 怖がらず
自分と付き合っていきたいと思います。
おしまい