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とぴあの

「正解なんて、ないんだから」

2024.03.08 06:05

母親になってから

子育てで、行き詰まる瞬間があります。


何度も何度も訪れて、

これから先も、幾度となくやって来るのだろうなあと思います。


壁は、子どもが乗り越えていくしかない。

親に出来ることは、何だろう。


さて、、、

本日、あまりにも行き詰まり。

義母に相談をしました。


昨今、子どもたち全体から

「間違えたくない!」

というのが溢れている気がしています。

我が子も含め。


自分は、子どもの頃は

「間違えて、当然じゃん」

と思って生きてきたんですけど


子どもたちの周りに、やたらと正解ばかりが並んでいる。気がする。



義母が言ったこと。


「あのとき、こうしておけば良かった、なんて、大人にだって何度も訪れるんだから」


「でも、あのときこうしておけば、っていうのが

 正解であるとは限らないよね」


「正解を求めることよりも、そのときに、納得ができるかどうか、でしかないんだよね」


この納得するか、しないかの話。

義母はよくしてます。


わー、、、って涙が出てきました。


後悔が、正解とは限らない。

大人だって、何度も間違うんだよ。

そういうことを、もっと子どもたちに伝えたいです。


いっしょに、悩みたい。


卒業式シーズン。

RADWIMPSの『正解』という曲を、最近知りました。。。


現在を生きるのに必死すぎて、中学や高校時代を懐かしむことなど、私はないのですが(^^;


卒業ソングのメッセージ性とか、

情景とか、

そこに溢れる感傷だとかは

胸を打たれるものがあります。


卒業は

別れでもあり、新しい出会いでもあり。

終わりでもあり、スタートでもあり。


「答えが既にある問いなんかに

 用などはない」

という歌詞。

グサリと刺さりました。


そう。

人生に正解なんて、ないです。


音楽もそうなんです。

正解なんて、ないんです。


ルールはあります。

しかし、ルールと正解は同じ意味ではない。



正解があるのなんて、

試験とクイズ番組

くらいじゃないですかね。



尖ったっていいし、

間違えたっていいし、

後悔だって、ないよりも、あった方がいい。



もっともっと

「いろんな音」

「いい音」

「素敵な音」

「美しい音」

「心を揺さぶるような音」

に出会ってほしい。


今、私がいろいろ変えていこうとしているのは、

ただ正解にたどり着いてほしいんじゃなくて

今よりもっと、探し方を伝えたいだけです。


あまりにも、みんな、

自分の中に入り込んで

外の世界を見ようとしてくれなくて。


小さなつながりの中だけで

生きるのに必死にならないでほしい。


音楽は、言葉にならない、究極のコミュニケーションといわれます。


小さい頃からずっと、高校を卒業するまで。

「絶対的正解」が、自分の周囲に張り巡らされてきた気がします。

間違えて当然である、と思いつつも。

それは、許されないことのような気はしていました。


あの息苦しさを

忘れることはないと思います。


今は、自分のときよりも

濃い「絶対的正解」に取り囲まれている気がします。


スマホには、正解なんて、埋め込まれてやしないのに。


だからこそ、音楽は自由な場で、必要な場所であってほしい。


自分は、その場所を作る、お手伝いをしたい。

していきたいです。