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北欧テイストな木のお店 リーベルクラフト Liber Craft

木製兜 KABUTO  端午の節句

2024.03.08 10:45

 お子様の健やかな成長を願い、心をこめて無垢材を用いて兜を製作いたしました。 兜はすべて無垢材を用いて製作し、黒い部分は高級材のブラックウォールナット、白い部分は積み木によく使われているブナを使用しています。 

 四角い台座はブラックウォールナット、兜を載せる台座はタモ、一番上の白い部分はセンを使用しました。 この台座に兜を載せますと水平面に対して10度ほど後ろに傾くようになっています。また、台座の脚はデザインを考えてテーパーをつけ、下に向かって絞りました。塗装は、すべてアマニオイル仕上げとなっています。 兜と台座は赤い箱に収納し、別途50サイズのダンボールに入れて発送いたします。 また、兜鉢の頭頂部の穴は「天辺(てへん)」と呼び、白い部分は「八幡座」と呼びます。兜によっては穴がないデザインや、省略されて塞がっているものもありますが、本来は穴が開いているのです。 天から神様がこの八幡座に降りてきてこの兜を被った人を護ってくれる、と考えたのです。兜自体には通気性がないので、上に穴を開けて蒸れないようにする役目もあったそうです。 

  「端午の節句」について

  5月の行事といえば5日の「端午の節句があります。男児の健やかな成長を祈願し、兜や鎧を飾ります。 「端午の節句」の始まりは飛鳥時代の「菖蒲(しょうぶ)の節句」までさかのぼります。中国において5月は雨期が始まって病気になりやすい月と考えられ、5月5日には菖蒲を煎じて飲んだり、菖蒲に漬けた酒を飲んだりしました。 「菖蒲」は「尚武」に通じ、男児の健やかな成長を願う「菖蒲の節句」が男の子のためのお祭りである「端午の節句」になったのは、武士の力が強固なものとなった鎌倉時代のころです。菖蒲が尚武(武道・軍事などを大切なものと考えること)に通じるとして、男子の節句に変化し、江戸時代には公式行事となりました。 兜や鎧をはじめ、五月人形や鯉のぼりなど、端午の節句にはさまざまな飾りが用意されようになりました。