同じ悩みを繰り返さない秘訣
こんにちは。
高野直人(こうのなおと)です。
長年にわたって、
同じようなことで悩み続ける、
というのは、
誰しもよくあることです。
例えば、
いつも損な役回りを、
引き受けてしまうとか、
どこに行っても、
人間関係で孤立してしまうとか、
肝心な時に、
いつも体調を壊してしまうとか、
仕事が長続きせず、
お金に困ることがよくあるとか、
やりたいことが分からず、
何をしても長続きしないとかですね。
私たちが同じようなことで、
何度も悩み続ける理由は、
脳に一定の反応パターンが、
刻み込まれてしまっていることや、
解決策が見つからないこと、
などが原因ですが、
私たちの脳は、
同じ状況に遭遇すると、
自動的に同じ反応をしてしまうため、
同じ問題に対して、
同じ反応を繰り返し、
同じ悩みを反復してしまいます。
このループから抜け出すには、
自分の反応パターンに気づいて、
それを変えれば良いのですが、
その反応の多くは、
無意識に行われるため、
自分では気づきにくかったりします。
稀に気づくことができたとしても、
その反応を止める術を知らないので、
結局は同じ反応をしてしまいます。
自分のパターンに気づき、
それを変える方法については、
私が提供しているプログラムでも、
お伝えしているのですが、
信頼できる人がいるなら、
その人に自分の反応パターンを、
指摘してもらい、
同じパターンに、
陥らないようにするために、
「こういう場合はこうした方が良い」
といった別の反応の仕方を、
教えてもらって、
その通りに実行する習慣を持つと、
良いと思います。
一人で何とかしようとしても、
大抵の人は同じパターンを、
延々と繰り返してしまいますからね。
他にできることとしては、
日頃から意識して、
自分の行動パターンを変える練習を、
しておくことですね。
日頃から、
いつもとは違う行動パターンを、
選択するクセをつけておくと、
いざという時に、
別の行動を選びやすくなります。
「行動パターンを変える」
といっても、
全てをガラッと変える必要はなく、
たまには、
いつもと違う行動をしてみるとか、
たまには、
普段会わない人に会ってみるとか、
たまには、
行ったことのない場所に行ってみるとか、
たまには、
買ったことのないものを買ってみるとか、
たまには、
興味のないことをあえてやってみるなど、
日常の生活の中で、
今までの自分とは違う要素を、
少しだけ取り入れてみるのです。
同じ生き方を続けていると、
同じような情報ばかり入ってきて、
視野が広がりませんが、
自分の行動パターンを変えると、
今までとは違う情報が入ってきて、
なかなか解決しなかった問題の、
解決策が見えてきたりします。
また、
行動パターンを変えることに、
慣れてくると、
自分の柔軟性が増して、
不適切な行動パターンに気づいた時に、
変えやすくなります。
私も毎日、
なるべく新しい行動をするように、
意識していますが、
そういう習慣を続けていると、
変化に動じにくくなり、
変化することが楽しくなってきます。
日頃から変わる練習をしていないと、
本当に変化が必要な時にも、
なかなか変われないですね。
高野直人