問題解決は、まず環境から

こんにちは。

高野直人（こうのなおと）です。

仕事のことでも、

メンタルのことでも、

解決したい問題を、

長らく抱えている時に必要なことは、

その解決を促す環境に、

身を置くことです。

「何かに悩み続けている」

ということは、

「現時点で

　自分はその問題の解決能力を、

　持っていない」

ということですよね？

解決能力を持っているなら、

何をすべきかが分かっていて、

それを実行しているはずですから。

ですから、

「悩み続けている」ということは、

その問題に関して、

「自分は初心者である」

ということです。

初心者であるなら、

自分一人で判断するのは、

あまり宜しくありません。

その道の専門家とか、

すでに同じ問題を解決した人から、

アドバイスを受けられるような、

環境に身を置いた方が良いと思います。

なぜなら、

初心者が一人で、

問題を解決しようとして、

色々調べようとしても、

今の自分にとって、

何が本当に優先すべき情報で、

何がそうじゃない情報なのか、

の見分けがつかないので、

目に止まったものから、

片っ端から試してしまい、

「動いている割に結果が出ない」

という状態に陥りがちなのです。

ネットで調べようとしても、

玉石混交の情報が無数に出てきます。

その分野について、

情報を正しく評価する能力を持たない、

初心者が、

今の自分の状況にとって、

本当に必要な情報を見つけるのは、

実に難しいことなのです。

仮に正しい情報を掴んだとしても、

偏った理解の仕方をしてしまって、

正しい理解や実践ができないと、

問題は解決しません。

その道の専門家や、

すでに同じ問題を解決した人に、

頻繁に話を聞くことができれば、

「今のあなたの段階で、

　最も優先して取り組むべき、

　重要なことはこれです」

という風に、

その時々で最も必要なことを、

すぐに教えてもらえますし、

仮に間違った理解を、

してしまっていたとしても、

すぐに正してもらえます。

教わったことを、

正しく実践できるようになるまでには、

何度もつまづいたり、

失敗したりするのが普通ですが、

すぐに相談できれば、

うまく実践できない理由も、

見つけやすく、

初心者が一人で、

試行錯誤するよりも、

はるかに早く問題を解決できます。

色んな人たちの、

相談を受けていると、

一人で頑張ろうとして、

時間もお金もたくさん、

無駄にしてしまっている人が多くいます。

私を含め、どんな人も、

自分の専門外のことについては、

情報弱者です。

そして、

情報弱者というのは、

何が100点の行動で、

何が1点の行動なのか、

見分けがつかないので、

100点の行動を1回すれば、

済むはずのところで、

1点の行動を100回やろうと、

したりしてしまいます。

これは、

専門家から直接教わらず、

本やネットなどで、

間接的に学ぼうとする人が、

よく陥る盲点ですね。

問題の解決を急ぐわけでもなく、

10年、20年と時間をかけて、

ゆっくり解決したいなら、

一人で頑張るのも良いと思いますが、

何年も同じことで悩んでいたり、

早く問題を解決したいのであれば、

その道の専門家や、

すでに同じ問題を解決した人から、

頻繁にアドバイスをもらえる、

環境に身を置いたほうが良いと思います。

高野直人