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毎日が新しい発見の連続(特別門人 舘内 浩二)

2024.03.09 14:10

私は、令和5年6月に入門しました。

特別門人というのは、住まいが遠方のため、年数回の対面稽古と、毎週ZOOMで指導を受ける門人です。

長く剣道をやっておりましたが、北辰一刀流の修行を始めてから、

毎日が、今までにない新しい発見の連続でとても楽しいです。

現代剣道は、武道というよりは競技であり、

体力があって瞬発力があってスピードがある者が勝つものです。

それに対し、北辰一刀流の教えは、

刀を持った人間が、命のやりとりをするために、

如何に身体を使うか、如何に心を鍛えるかという工夫に満ちています。

まさに、長きに渡り日本人が培ってきた伝統技術です。

私は宮城県なので、月に1度しか道場の稽古に参加できません。

それで、道場で教えていただいたことを、

自宅や、近くのトレーニングセンターで、一人稽古します。

一人稽古していると、様々な疑問が湧いてきます。

時々自分でも、何をどうやったらいいのかと、悩んでしまうときもあります。

それを、毎週オンラインで、宗家が解決してくれます。

また、門人の実演する動画の見方を教わり、その長短所を

自分の稽古に生かす勉強もします。

さて、

流祖の剣聖千葉周作が、少年時代を過ごした斗瑩稲荷神社は、

私の住まいのすぐ近くにあります。

このような縁もあり、東北の地で、

北辰一刀流を学ぶ人が、増えて欲しいと思っています。

そのために、まず自分が、北辰一刀流や直心影流を極めて、

いつか、その素晴らしさを伝えられる人間に、なりたいと思っています。