2024年3月定例報告
合評作品は以下のとおり。
「風の道」「青春(あおはる)真っ只中!」勅使河原正子
「化粧坂」萩原紫香
「ニコルとロイ」麻生悠子
日時 2024年3月10日(日)13時30分~16時45分
当日は諸事情でお休みの方も多かったが、少数ゆえ、充実した意見の交換ができたと思われる。個々の作品合評は伏せるが、全体として、作者意識と読者目線のことをあらためて再考できる機会になったのではあるまいか。
合評でぶつけられる「その作品の厳しい指摘や、手法や技法などに辛口なのは、決してダメ出し追及」を、合評された側はネガティブに受け取りがちになる。しかし、そのまんま受け取らないで欲しい。それは読み込まれたからこそのこと、厳しさの裏返しを感じて欲しいと思う。自分に描けないジャンルを描く人がいるからこそ、そこから発見ができるし、上手な人の技法を学ぶことできる。
そして、手法のひとつとして出たことがある。
一旦出来た作品をお蔵に入れて冷却期間を置くのもいい。そうすることで客観視した校正ができる。また、自分自身が作品と距離を置いて反省も出来る。作品を勢いで書いて、その一気呵成で懸賞や寄稿などに発表することよりも、まずは一呼吸置くことで、校正を含めてクオリティを高めることにもつながる。無駄にはならない。
槇はこれまで以上にクオリティを上げられるポテンシャルを秘めていることを確認できた濃厚な定例であった。
一緒に切磋琢磨できる仲間の登場が楽しみでなりません。(会員:夢酔藤山)
当日司会の私見は別義にて
note 「槇の会 2024年3月定例」 https://note.com/gifted_macaw324/n/nd4fb6e3f6953
散文小径「槇の会」 http://musuitouzan.blog.fc2.com/blog-entry-698.html