ストレイト・アウタ・コンプトン
店主です。パルコ8Fのセンチュリーシネマにてコレを観てきました。
「ストレイト・アウタ・コンプトン」
伝説のヒップホップグループ「N.W.A.」の伝記映画。
僕自身、ヒップホップはあまり詳しくは有りませんが、エミネムや50セントのプロデューサーでヘッドフォンブランド「beats」(bのロゴが入ってるやつ。見た事ありません?)を作った人でもある「ドクター・ドレー」や俳優、映画監督としても活躍中の「アイス・キューブ」などが所属していた西海岸を代表するギャングスタ・ラップ(要は悪〜いラップです)グループなんですね。
で、このN.W.A.の結成から再結成手前までを描いた映画なのですが、ドキュメンタリー的な退屈さはなく、普通に映画として良い作品でした。
日本に住んでいる僕たちにはなかなかピンと来ない人種差別の問題と彼らは直面しています。
LA近郊で最も治安の悪いコンプトンでは日常的に殺人事件があり、黒人というだけで警官から逮捕、尋問、不当な暴力を受ける彼らは、「f*** the police」という曲を発表します。この曲をきっかけにN.W.A.はFBIからもマークされる「世界で最も危険なグループ」になってしまいます。
ちなみにN.W.A.の曲はアメリカのTVやラジオではほとんどかけられないそうで・・・
洋楽を聴く方は見たことありませんか?このロゴ。
「危険な歌詞が含まれているので子供に聴かせちゃだめよ」のステッカー。これが作られるきっかけになったのがN.W.A.だと言われています。
そんな危険な匂いをプンプンさせる彼らではあるのですが、元々全員が不良というわけでもなく(リーダー的存在のイージー・Eは麻薬の売人ですが)、彼らゲットーの黒人を取り巻く環境がこのグループを作ったのでしょう。
その後グループ内に確執が生まれ、N.W.A.はバラバラになってしまいます。後に再結成の話も出てくるのですが………。