韓国茶講師 IRUMI

7日の王妃【韓ドラ感想】

2018.11.16 14:54

生きていく。

ただ生きることが、あなたをより深く愛している証ーーー

7日の王妃

7일의 왕비




〜2人の王に愛され、王妃の座に就くも7日で廃妃された女性の美しくも悲しい運命を描いたロマンス時代劇〜

廃妃されるヒロイン

シン・チェギョン=端敬(タンギョン)王后役に

パク・ミニョン

もうね、この女優さんの一番素晴らしいところと言えば、

相手役の俳優さんの魅力を最大限に引き出す力が凄い!


そのお陰か?

相手役の俳優さんが、まぁ見事にカッコ良く見えます。

(実際カッコいいんだけど、より一層ね)


とっても感性が豊かな女性なんでしょうね。

演技をしていても、そんな様子を伺えるし、若い女優さんなのに、ホントに凄いなぁ〜と思っています。





朝鮮史上最も最悪な王と言われる

第10代国王燕山君(ヨンサングン)役を、

イ・ドンゴン


もうね!

イ・ドンゴンやばい!!!!!笑


本作が時代劇初挑戦というドンゴンですが、逆に聞きたい!


なんで今までやらなかったの???


てくらい、もう素晴らしくハマり役!


激しくも切ない恋心との狭間で葛藤しながら、本当の愛に気付くのが遅すぎたのと、常に嫉妬と恐れを抱く自分との戦い。


暴君とわかってはいるけど、ついつい同情してしまう程でした。





後に第11代国王中宗になるイ・ヨク=晋城大君(チンソンテグン)の役に、

ヨン・ウジン


もう〜〜、チンソンテグン好き!大好き!!!

ていうくらい、ファンになりました。


とにかくひたむきに慎氏を愛して、その想いだけで生きて帰ろうとする執念。


その心の強さも相当カッコよかった!


同時に優しさも兼ね備えていて、常に自分より周りの友を大事に思うそんな人だったからこそ、慕われるんだなーと。



さてさて、ここで見所を!


これを先に知っておくと、このドラマへの愛情がより湧くはずです。笑


ドラマでは、チンソンテグンは優しく強い男だと描かれていますが、史実によると臣下達に担ぎ上げられた王だった為、力も無く優柔不断で燕山君を恐れ自害までしようとした王だったとか。


それを止めたのが、慎氏と言われています。

つまり、慎氏のお陰でチンソンテグンは王になれたのです。


そんな慎氏が臣下達によって廃妃されそうになったとき、当然中宗は止めましたが何せ力が無く、慎氏は廃妃されてしまいます。


慎氏が廃妃された後、2人の愛情の深さは、

「チマ岩」の話で伝わっています。


中宗は、慎氏に会いたくなると小高い場所へ行き、慎氏の実家のある方を眺めていました。


それを知った慎氏は、家の裏山の岩の上に、自分がよく来ていたチマ(チョゴリのスカート)を広げておいたそうです。


結局2人は再会することはなかったんですが、『中宗実録』には、中宗崩御の間際にある女性が密かに宮殿を訪れたそうで、


「王が慎氏を呼び寄せた」という噂が宮中に広がったと記されているそうです。

それが「王の回復を祈る尼だった」とも記されていますが、もしかしすると、慎氏が尼に変装して宮中に行ったのかも?という憶測があります。


この部分は、ドラマの最後でも表現されているので、これから見る方はお楽しみに!


他のドラマでいうと、

サイムダン

にも、慎氏が登場しています。

子供たちがお隣さんにお花の餅を届けるシーンを覚えていますか?


その時の家の主人が端敬王后・慎氏です。


お化けのようなお付きの人、このドラマでいうと乳母ですね。


あー、あの怖そうな人が乳母!

と、今回のドラマでの慎氏と乳母の関係性を知ると、涙が出そうになりました。


時代劇は、こうして他のドラマでも描かれていたりするので、繋がりが分かるとより面白いですよね!


とにかくこのドラマでの、2人の愛情の深さ。

会えないけど、お互いに精一杯生きてていく事で互いの愛の深さを信じようと約束する。


もう本当に涙なしでは見られないドラマでした!


最後に、私が慎氏の想いを感じ過ぎて分かるーーー!と、号泣した台詞があります。


ネタバレになるといけないので、知りたくない人はこの先を読まないようにしてください。





그 이름 부르지마십시오

대군께서 그렇게 부르시면 내 마음이 녹습니다

〜その名前を呼ばないでください。

大君から呼ばれると、私の胸が高鳴ります〜




信じていいのか?どうしたらわからないからここで、これ以上好きになるのをやめよう。

けど、名前を呼ばれるとどうしても胸が高鳴ってしまう…という気持ち。


切ないーーー!😭