Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

(有)小川屋

「平六醸造 Re:vive 空我」・「平六醸造 layer ブドウ」

2024.03.14 00:00

岩手県紫波町(しわちょう)発、平六(ひらろく)醸造の初となるクラフトサケが入荷!

復活を意味する「Re:vive(リヴァイヴ)」と、層を意味する「layer(レイヤー)」の2つのブランドです。どちらも紫波町の特産品であるもち米の発芽玄米を副原料に使用。「Re:vive」は米・米麹・発芽玄米のみで仕込み、その「Re:vive」に果物等を加えたのが「layer」です。
蔵元詳細は【小川屋スタッフから】にて!


-----------


写真左
「平六醸造 Re:vive 空我(くうが)」
(株式会社平六醸造/岩手県紫波町日詰)

原材料:米(国産)、米麹(国産米)、発芽玄米(国産)
酵母:K901
精米歩合:90%
アルコール度:14%
価格:720㎖ 1,980円(税込)

●テイスティングコメント
ブルーベリーのような、フルーティで酸味のある香りが穏やかに感じられます。
まろやかなテクスチャーと濃密さがあり、綿あめのような甘さとコク、ブドウやベリーのような果実味も帯びていて、いろいろな要素が顔を出します。生原酒の濃醇でまろやかなリッチさがありつつ、ゴージャスでなく素朴な雰囲気も好印象。
一言では表しがたいおいしさで、スタッフ一同「あら…(無言で飲み続けるループへ突入)」と感動しました。米×発芽玄米の計り知れない底力と魅力に圧倒されるような逸品です。


----------------


写真右
「平六醸造 layer ブドウ」

原材料:米(国産)、米麹(国産米)、発芽玄米(国産)、ブドウ果汁(国産)
酵母・精米歩合・アルコール度は「空我」と同様
価格:720㎖ 2,200円(税込)

●テイスティングコメント
桜のような明るいピンクの色調です。香りに副原料のブドウは穏やかに感じられる程度で、綿菓子のような甘さがわずかに漂います。
口に含むとブドウの果実味が豊かで、もったりとした質感と甘さ、コクが魅力的。上質なグレープジュースのような上品さがあり、ブドウの酸味は強くなく、甘さの方が強めです。全体的にブドウはそこまで強く主張しておらず、スッとキレていく様もお見事!
キリッとよく冷やしてお楽しみいただくのがおすすめで、食後酒にもおすすめ。ほか、ロックでは甘味が増すように感じられ、さらに飲みやすさが高まります。




【小川屋スタッフから】
平六醸造は、平井 佑樹(ひらい・ゆうき)さんが代表を務める蔵元で、紫波町にある国指定重要文化財の日詰(ひづめ)平井邸を醸造所にしています。平井さんが日詰平井邸でクラフトサケを醸造するまでの道のりは、一言では説明しがたく…。ちょっと長くなりますが、紹介させてください。

平井家では古くから酒造りに携わっており、1772年に6代目の平井六右衛門(ろくえもん)が冬季の仕事として酒造業を始めたことにさかのぼります。時は流れ、1921年に平井家12代目が紫波町に日詰平井邸を建築しました。同邸は当時の洋風建築も汲んだ近代和風建築で、その一部には日本酒の仕込蔵も含まれています。

邸宅の完成後ほどなくして、平井家は酒造りの場を盛岡へと移転。戦後に「菊の司酒造」と社名を変え、酒造りを続けていましたが、2021年春に経営難から事業を譲渡しました。
「菊の司酒造」といえば、近年はブランド「平井六右衛門」で知られ、日本酒好きの方なら飲んだことや聞いたことがあるかもしれません。同ブランドの立役者が、今回の平六醸造代表の平井佑樹さんです。

平井佑樹さんは、ご両親の営む「菊の司酒造」で約8年勤め、退社後に平井家の創業の地である紫波町に拠点を移します。約100年眠っていた日詰平井邸をクラフトサケの醸造所としてよみがえらせるべく、活動を開始。醸造所の復活に向けてクラウドファンディングを実施し、当初の目標だった250万円を初日で達成、最終的に応援購入の額は1,000万円を超えました。

醸造所が完成し、そして2024年1月には「その他の醸造酒製造免許」を取得し、晴れてリリースされたのが、今日のクラフトサケです。クラファンの実施から今まで心待ちにしていたクラフトサケをご案内できて感慨深く、ボトルを手にして胸が高鳴りました。この味わいを多くの方にご賞味いただきたいと心から思っています。平六醸造デビューの今作を、ぜひお試しください!