2018ジャパンカップ 馬名プロファイル
半年以上ぶりですね、自分自身ホームページの存在を忘れてました()
今回はジャパンカップの馬名プロファイルを書きましたのでこちらで投稿したいと思います!
アーモンドアイ 父ロードカナロア 母フサイチパンドラ
Almond eye は美人とされる顔の目の形。母Fusaichi PandoraのPandoraはギリシャ神話の女神で、美貌や仕事の能力などを持って生まれたが、この馬も母から美貌を、そして能力を引き継ぎ圧倒的な走りで三冠牝馬となった。才色兼備な3歳女王は年上の牡馬も寄せ付けず、現役最強馬の座へ向かい、彼女を迎える大歓声に微笑みで応える。
ウインテンダネス 父カンパニー 母モエレメルシー
冠名+Tendernessは優しさ、親切心。母Moere Merciは冠名+ありがとう(仏)。父カンパニーは8歳でGⅠを2勝したが、本馬も父譲りの成長力で今年の目黒記念を制した。募集価格の10倍をすでに稼いだ馬主孝行なこの馬が、国内最高額の賞金を誇るレースで最高級の恩返しを果たす。
カプリ 父Galileo 母Dialafara
Capriはイタリア南部、ナポリ湾の南に浮かぶカプリ島東部の一地区。風光明媚な島として名を馳せ、中でも青の洞窟は幻想的な人気スポット。去年の愛ダービーと英セントレジャー(日本の菊花賞の元となった競争)を制した異国からの刺客は、TOKYOの地でも夢のような走りを見せ、二度と忘れられない鮮烈な記憶を残す。
ガンコ 父ナカヤマフェスタ 母シングアップロック
ごうじょっぱり、かたくな。母sing up rockは声を張り上げてロックを歌うということだが、rock→岩→石頭→頑固となったか。本馬は障害練習を積むという、名に寄らず柔軟な調教で頭角を現し、今年は重賞も制した。この大舞台でも、終始一貫したペースで運び、頑ななまま最後まで誰にも先頭は譲らない。
キセキ 父ルーラーシップ 母ブリッツフィナーレ
奇跡。母Blitz FinaleのBlitzは電撃、急襲の意味のほか、ドイツ空軍による1940-1941のロンドン大空襲の意味もある。それがFinaleを迎え新たな支配権Rulershipが確立された。ロンドンの血脈にある本馬。一家の軌跡を次世代につなげるため、3歳女王の急襲も抑え、今こそ神懸った奇跡の走りで新たな支配権を確立させる。
サウンズオブアース 父ネオユニヴァース 母ファーストバイオリン
地球のサウンド。母First Violinは第一ヴァイオリンで、play first violinは転じて指導的な役割を演じるという意味も持つ。ジャパンカップはおととし2着の実績を持つ。最強の2勝馬がその蹄音を轟かせ他を従えて先頭でゴールを切れば、大地を揺るがすような大波乱は間違いなしだ。
サトノクラウン 父Marju 母ジョコンダ2
冠名+王冠。母Jiocondaはおそらくその母La Jocondeと同じ意味で、モナ・リザの別名。父Marjuはリビア北東部の都市の名で、エキゾチックな家系に生まれた本馬。このジャパンカップは「世界に通用する馬づくり」をモットーに創始された。ワールドクラスの走りで3つ目のGⅠタイトル戴冠を狙う。
サトノダイヤモンド 父ディープインパクト 母マルペンサ
冠名+宝石名。流星の形から連想。母Malpensaはミラノ・マルペンサ空港のことだが、アルゼンチンでGⅠを3つ制した名牝。本馬はその名の通り額に輝くダイヤモンドの形をした流星が一際目を引く。ダイヤモンドの宝石言葉は「永遠の絆」。前走復活の走りを見せたダイヤモンドが、信じるファンとの絆も力にもう一度翼を広げ、類い稀なき輝きを放つ。
サンダリングブルー 父Exchange Rate 母relampago azul
Thundering Blueは直訳すれば雷鳴のようにとどろく青だが、blueは青空も意味するだけに、青天の霹靂という意味かもしれない。父Exchange Rateは為替レート、母relampago azulはスペイン語で稲妻+青なのでそれを英語にexchange取り換えたのだろう。本馬は白い葦毛馬。異国からの来訪者が予想外の走りを見せ、白い稲妻が電光一閃駆け抜ける。
シュヴァルグラン 父ハーツクライ 母ハルーワスウィート
Cheval Grandは偉大な馬(仏)。母Halwa sweetはアジア中南部に広がる甘いお菓子。母子ともに普通は形容詞+名詞で表現するのを倒置して表現している。これは統治への意思表示か。昨年GⅠ初制覇をこの大一番で成し遂げた本馬。このレースを再び統治するため、史上2頭目の偉業達成に向けて偉大な馬が再びこの舞台へ姿を現す。
スワーヴリチャード 父ハーツクライ 母ピラミマ
冠名+人名より。Richardは第三回十字軍を指揮したイングランド王リチャード1世のことか。彼は生涯の大部分を戦場で過ごし、Richard the Lionheart獅子心王と呼ばれ騎士の模範とされた。ファンのHeart’s Cry心の叫びが通じればこの馬が得意の戦場で獅子奮迅の疾走を見せ、もう一度王位へと向かう。
ノーブルマーズ 父ジャングルポケット 母アイアンドユー
冠名+火星。英語では自分と相手を指したい時は普通You & Iと相手を立てる言い方をするが、この母は何が何でも自分が、という性格らしい。父ジャングルポケットもこのジャパンカップも含め東京では3戦3勝と誰にも先頭は譲らなかった。Marsはギリシャ神話でいうアレスで、戦闘を司る神。人気を落とした惑星が闘志あふれる走りで先陣を切り押し切る。
ハッピーグリン 父ローエングリン 母レディセラヴィ
Happy grinはうれしそうな笑い。grinは特に歯を見せて笑うことを意味する。おそらく父Lohengrinのもじりだが、こちらは「楽劇王」ワーグナーの書いたオペラの名。同じ3歳で今年ダービーを勝ったのが「ワーグナー信者」のワグネリアン。9年ぶりに地方から参戦のこの馬が同期のダービー馬の代わりにこの府中で快演を披露、観客の拍手に破顔一笑で応える。
マカヒキ 父ディープインパクト 母ウィキウィキ
Makahikiはハワイの収穫祭。現在では11月末から始まり、約4か月に及ぶ収穫と休息の大イベントである。ハワイ神話の4大神の内、常時は戦いの神クーが生命の神カーネ、農耕の神ロノ、海の神カナロアに対し優勢だが、マカヒキの期間はロノが他を司る。ジャパンカップのこの時期、カナロアの子も従えて、マカヒキがこの舞台で最上級の果実を収穫だ。
ミッキースワロー 父トーセンホマレボシ 母マドレボニータ
冠名+ツバメ。母Madre Bonitaはスペイン語で美しい母。swallowは動詞で使う際には飲み込むという意味になる。父の冠名トーセンは登仙に通じ、羽化登仙とすれば羽が生えて天に昇って仙人になる→天にも昇る心地という意味になる。美しい母に孵してもらった本馬は天から羽を広げて東京へ初見山。天にも昇る爽快な直線一気で馬群を丸ごと飲み込む。
(ミッキーロケットは回避)
以上です!お気に入りの馬はいましたか??
それではジャパンカップをお楽しみに!!
p.s.当サークルでも新歓競馬会としてジャパンカップの観戦会を行いますので興味ある方はメールやツイッター等でお気軽にご連絡ください!