Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

自分らしい人生を描く、アーティストライフコーチング

悩む場所が間違っている人

2024.03.15 08:30

こんにちは。

高野直人(こうのなおと)です。


私が仕事で、

色んな方のサポートをしていて、

よく感じるのは、


メンタル改善においても、

ビジネスの取り組みにおいても、


初心者というのは、


「プロから見て、

 見当違いのところを、

 壁だと思ってしまう」


ということです。


例えば、

プロが「重要だ」と思うことを、

初心者は「重要だ」と思えず、

プロが勧めることに取り組まないで、

結果が出ないとか、


プロから見て、

どうでもいいことを、

初心者は「大事」だと思ってしまい、

余計なことに時間を使ってしまうとか、


プロから見て、

それほどのリスクじゃないことを、

初心者は大きなリスクに感じて、

躊躇してしまうとか、


プロから見て、

リスクに見えることが、

初心者にはリスクに見えずに、

きちんと対処しないとか。


そういうことが、

よくあります。



「分からない」というのは、

恐ろしいことですが、


「自分が分かっていない」

ということに無自覚なのは、

もっと恐ろしいことだなと思います。


私はたまたま、

コーチングを学んだおかげで、

認知心理学なども勉強したので、


「どんな人にも必ず盲点がある」

ということを叩き込まれています。


なので、

自分に盲点があることを、

常に意識しながら生きています。


だから、

人から何かを学ぶ時や、

本を読む時などは、


「自分は相手の言うことを、

 本当に正しく、

 理解できているだろうか?」

とか、


「自分は、

 自分が理解したいようにではなく、

 相手が理解してほしいように、

 きちんと理解しているだろうか?」

とか、


「自分にとって、

 馴染みのある情報だけを拾って、

 抵抗感を感じる意見を、

 はねつけていないだろうか?」


といったことを、

よく自問します。


それでもきっと、

新しい分野について学ぶ時には、

誤解や勘違いや間違いをすると思います。



多くの人は、

自分の盲点に無自覚なので、

プロの視点から学ぼうとせず、


自分にとって、

耳ざわりの良い考えだけを、

取り入れて実践し、


自分にとって、

馴染めない考えは、

スルーして、


自分の視点、

初心者の視点で、

フィルターをかけてしまいます。


そういう人は、

どんなに多くの本を読み、

どんなに多くの人から、

たくさんのことを学んでも、


そのフィルターによって、

本質的な情報が弾かれてしまい、

いつまでも得たい結果を、

得ることができません。



でもそれは、

仕方のないことでもあります。


そういうことを教わる機会って、

普通に生きていても、

なかなか出会わないですからね。


その人が怠惰なわけでも、

その人の心がけに、

問題があるわけでもありません。


ただ、

「知らなかった」

「気づかなかった」

というだけのことなのです。


「盲点」というのは、

自分に盲点があることに気づかない、

ということも含めて、

「盲点」なんですよね。


そういうことを自覚して、

自分の勘違いの有無を確認しながら、

生きていると、


間違った理解や余計な摩擦、

意思疎通の問題などが、

もっと減ると思います。


高野直人