スリンキー・ドッグ・スピン(香港ディズニーランド)
Slinky Dog Spin/Hong Kong Disneyland
トイストーリーに登場した体がバネでできた犬のスリンキーの背中に乗って、ぐるぐる回るアトラクション。香港以外にも、パリと上海に設置されており、フロリダのディズニースタジオには同じモチーフのジェットコースターが登場したことが話題になった。
これは正直、見かけ倒し。というか、見かけ的にも面白くなさそうなのだけど、その通りという感じ。超劣化版のミュージックエクスプレスといえばわかりやすいだろうか。子供向けにしても回転のスピードが遅すぎるし、ガタガタと揺れて乗り心地がかなり悪い。スリルの欠片もなく、ただ回っているだけ、何の変化もない。ライドやおもちゃの箱を模したキューラインも可愛く、ビジュアル的な完成度はトイストーリーランドで一番高いのだけど、乗ってみると、つまらないレベル。もちろん、待ち時間なしで乗っているから、経験としてアリかと許せたものの、絶対に長時間並んでまで乗るものではない。
一番、興味深かったのは、乗る前に乗車カードが配られること。こんなの何の意味があるんだとその時は思っていた。だが、翌日、オーシャンパークに行って、Rev Boosterというミュージックエクスプレスに乗った時によくわかった。中国人はグループで来ていながら、本当に好き勝手なところに座るのだ。3人グループなら、2人と1人に別れて乗れば良いところをなぜか1人ずつ別の場所に乗ったりする。それが5人グループでも起きたりするので、スタッフも訳がわからなくなって、動き出す直前になって余ってしまって乗れなくなってしまう人が毎回のように出てしまっていたのだ。これも国民性なのだろうか。その辺を理解した上で、ちゃんと対策を打っているディズニーはやはり偉い。
C
1回転待ちだが、10分待ち。
スリンキーの入っていた箱を模したキューライン
見た目の華やかさは素敵なのだけど
高低差もあまりないので、当然浮くには程遠い
バネのせいで視界も良くないという(汗)
骨型の可愛い乗車カード