甘いぜんざいで元気に 被災地で炊き出し
2024.03.13 11:15
能登半島地震で被災した人たちにぜんざいを食べて元気になってもらおうと、石川県内の製餡業者や和菓子店が輪島市輪島高校避難所でぜんざいの炊き出しを行いました
ぜんざいには自社でも販売している上質な粒あんを使用し、餅は当日朝つきたての餅を、のどにつまらないよう4分の1程度に切って提供されました。炊き出しの際には大勢の人が並び、甘くて温かいぜんざいは大変喜ばれました。
真田製あん(石川県金沢市)
内藤製餡所(石川県七尾市)
なかざき生菓子店(石川県金沢市)
ぜんざいとは別に避難所に粒あんパックも寄付させていただきました。
自社の工場も地震により被害を受けている中、今回の炊き出しを企画した株式会社真田製あん 真田慎吾代表は「厳しい被災生活が続く中ですが、甘くて美味しいぜんざいを食べて少しでも元気になってもらえれば。皆さんに喜んでいただけたので今後とも、炊き出しなどの支援を継続し、別の避難所にも出向いてぜんざいを食べてもらいたい」と話していました。
輪島では地震から2か月半が経過しても依然として断水が続いており、3月15日、能登里山街道が輪島まで通行可能になったとはいえ、各所で道路の亀裂、陥没が多数見受けられ、現在も懸命な復旧工事が進められています。被災地の一刻も早い復旧復興を心よりお祈り申し上げます