「報道特集」2024年3月16日

「あなた生きていて欲しい」と祈り願う声が響き合う社会であってほしいと、私は思います。

もっともらしい「正論」や、法律や制度を後ろ盾にして弱り苦しむ人たちに社会的圧力をかけ、死への背中を押そうとする社会は、とてもまともな社会であると私には思えません。いつの間にか歪んでしまったこの社会の地平を、当たり前のものとして受け入れてはなりません。「あなたに生きてほしい」と願う人としての自然な思いこそが、私たちの立つ地平であり、社会のあるべき場所なのです。

番組は、安楽死や安楽死法制化における自らの「中立的立場」をうんぬんする前に、大前提として、生を讃え人を励まし、「あなたに生きて欲しい」と伝えるものであるべきだと私は思います。

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2024年3月16日「報道特集」予告

（以下概要欄より引用）

安楽死について考えます。

日本では認められていない安楽死をしようとヨーロッパに渡る日本人が増えています。

一方で安楽死については安易な死を選択することになりかねないと強い懸念の声も上がっています。

「命の選択」を前に揺れる人たちの思いを取材しました。