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なるべく傷つかない人になるために

2024.03.17 07:38

こんにちは。

高野直人(こうのなおと)です。


言葉というのは面白いもので、

同じ言葉でも、

人によって反応が違います。


刃物で刺されたら、

どんな人でも傷を負いますが、


言葉の場合は、

同じ言葉でも傷つく人と、

傷つかない人とがいるのです。


ということは、

人の言葉に傷つくのは、

自分に原因がある、

とも言えます。



心理学的には、

自己中心的な人ほど、

傷つきやすいと言われます。


大抵の人は、

大人になるにつれ、


「人生にはままならないことがある」

「社会には不条理なことが多くある」

「誰にでも不幸なことは起こる」


ということを学び、


「世の中は自分の信じる通りには、

 正しく回らない」


という現実を、

自然と受け入れていくわけですが、


自己中心的な人は、


「自分が信じている正しさで、

 世の中が回って欲しい、

 あるいは、そうあるべき」


と強く願っていますから、


自分の信じる正しさに反する、

出来事が起こった時の、

理不尽度が高くなってしまうのです。



人の言葉に傷つく人は、

他人に対して、


「こんなこと言うべきでない」

といった、

ある種の正しさを期待していて、


その期待を裏切られるから、

強い理不尽感を感じて、

傷つくんですね。


でも、大抵の大人は、


「言葉が稚拙な人や、

 他人の気持ちが分からない人が、

 一定数いるのは当たり前」


と考えるので、


「残念な人がいるな」

と思うことはあったとしても、

それほど気に留めたりはしません。



他人の言葉を気にするのは、

自分がその言葉に何らかの、

存在価値を与えているからです。


価値を置いていなければ、

スルーしているはずです。


他人の言葉を好むのも憎むのも、

その言葉に自分で、

存在価値を与えているんです。


私の場合、

「価値がある」と思うのは、


自分を楽しませてくれたり、

勇気づけてくれたり、

成長を促してくれる言葉なので、


そうじゃない言葉には、

あまり関心はなく、

スルーすることにしています。


自分にとって価値のない言葉に、

時間や精神的エネルギーを注ぐのは、

良い時間の過ごし方とは言えませんので。



「傷つけられた」

と感じる時には、


「これは本当に、

 私が傷つくべきことだろうか?」


ということを、

よくよく考えてみましょう。


「この言葉は、

 私の人生にとって、

 必要もないし価値もない」


と腹落ちすれば、


それ以上、

気にしなくなると思います。


人の言葉をよく吟味して、

自分にとっての価値を、

適切に評価して、


受け取るべき言葉と、

スルーする言葉とを、

区別しましょう。


高野直人