言語が原因でおもてなしできない?
こんにちは!エイゴトアートの江尻碧です。
先日小学校の卒業式がありましたね。富山の卒業式って、なぜかすごく寒いか、すごく天気が悪い…。3月は普通春なのですが、富山では、市内でも雪がちらつく日もあります。こういう時ばかり東京が恨めしくなりますね。
さて、私は付きに何回かマッサージに行くのが趣味です。今日は、行きつけのリラクゼーションサロンでの出来事についてお話します。
私は施術を受けながらリラックスしていたのですが、受付の方が少しざわざわ…。
セラピストさんから「江尻さん、ちょっと助けて欲しいかも…」とそっと肩を叩かれました。
そこにいたのは、若い外国人男性。「ちょっと私英語話せなくて…お客様も日本語話せないみたいです…」とのこと。
あ~なるほど!と状況を理解した私は『30分のマッサージコースでいいか』ということと『ここに来店するのは初めてか』(初めてサロンを利用するときは同意書に記入を求められることがあるため)ということを、英語で確認しました。
外国人男性の方はほっとした顔で「Okay!! Thank you!!」と返してくれました。
受付の方やセラピストの皆さんにも「江尻さんありがとうございました!!すごく助かりました!」と言っていただき、英語が話せて良かったと改めて感じました。
このエピソードを通して皆さんにお伝えしたいことが2つあります。
1つ目は「単語のつなぎ合わせでもいいので、英語を話せるようにしておく」こと。
2つ目は「誰でも話せるような、簡単なマニュアルを作っておくこと」です。
1つ目「単語のつなぎ合わせでもいいので、英語を話せるようにしておく」は、まず自分で出来ることです。「英語で何かをお願いする表現」や、「何かをしていいか許可を求める」ときの表現を予め知っておけばいいですよね。
そのお仕事に関連する単語を調べておくだけでも、役立ちます。今回のマッサージ店の場合は「Can you please…?」や「Can I...?」の中学校で学ぶ表現が使えますし、数字や時間の単位「30、45、90」や「minutes / hour」等の表現を言えるように練習しておくのも良いですね。
英語が話せると、一目置かれます。また、頼られる人材になることで収入アップにつながる可能性があります。
2つ目「誰でも話せるように、簡単なマニュアルを作っておくこと」は、今回のケースに限らず、接客を生業とする経営者さんにはぜひやって欲しいことです。コロナも収束を迎えた今、物価も低い日本は、外国の方にとって魅力的な観光地となっています。
東京の大都市や京都のような超有名な観光地ではなくても、外国の方はたくさんお見えになります。富山にも各国から旅行者がおいでになっていますし、観光地に限らず外国人と話す機会はどんどん増えています。
従業員が話す内容は、大体決まっていませんか?
外国人観光客が相手だからといって、接客や会話内容を変えるということはあまり無いと思います。
だったら、その会話内容はもうマニュアルにしてしまいましょう。「あのお店は、日本語も英語も両方通じる」と認識してもらえたら、魅力的だと思ってもらえるでしょうし、今後もインバウンド客を安心してお迎えできます。
マニュアルにするときのコツは、英語が得意な人とそうでない人の2パターンを作っておくことです。そうすれば、「Aさんは話せるけど、Bさんは全く話せない」という状況は避けられます。
本当のところは、もっと言うと、マニュアルだけに頼らず「自分の英語で」「自分の言葉」で外国の方をおもてなしするために、英語の研修を受けてもらったら、より良いと思います。
もしかしたら、今後、2か国語対応できないお店はおもてなしの機会を逃してしまうかもしれませんね。そうならないためにも、今から英語の学び直しをしませんか。経営者の方は、是非ともプロに英語研修をお願いして欲しいです。
長い目で見たとき、従業員の満足度、お客様の満足度、業績に繋がりますから。
そう考えると、投資する価値があると思いませんか?
今日も記事を読んでくださり、ありがとうございました。
エイゴトアート 江尻碧