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【コラム】3月15日 ミライマッチレポート

2024.03.15 08:58

3月15日 ミライマッチレポート

 

村田陣吾[NO8]、川﨑大雅[PR]がヴェルブリッツデビュー飾る。

 

 

3月15日、春の陽気のスポーツセンターに新戦力が芽を吹いた。U20日本代表相手に行われたミライマッチで、早大から新加入のNO8村田陣吾とPR川﨑大雅がヴェルブリッツデビューを果たしたのだ。

この試合は7月にスコットランドで開催されるU20トロフィーに挑むU20日本代表の強化の一環で組まれたもの。一行は12日からスポーツセンターで合宿を張っており、グラウンドには各世代代表を統括するエディー・ジョーンズ日本代表HCの顔もあった。

ユース世代に国内トップのフィジカルを体感させるのが目的の試合は、68-19でトヨタが圧勝。村田は開始から50分、川﨑は後半10分から出場した。

「大学とリーグワンでの差をすごく感じました」と村田。「フィットネス、フィジカル、ラグビーの考え方も差があった」とリーグワンのレベルを実感した。

 この試合、7番で出場した三木晧正は京都成章時代の同期。3年ぶりに同じチームで戦って、成長を感じたという。

「強みであるタックルに磨きがかかっていて、フィットネスも上がっていた。尊敬する選手でもあります」

 同じバックローとしてポジションを争うライバルでもある。対抗するための村田の強みはボールキャリー。中高時代、憧れの選手はトヨタのキャプテンでもある姫野和樹。試合を観てはジャッカルやボールキャリーの仕方を真似た。

「姫野さんのプレースタイルが自分のプレーを作っている。これからは憧れとするのでなく、越えられるように頑張りたい」

 試合は翌日の公式戦に出るメンバーも観戦。終了後、ハイタッチで迎えられたが「姫野さんと同じチームにいるのが不思議な感じがします」と初々しさものぞかせた。

 村田と早大でプレーした川﨑がいちばん驚いたのはゲームスピード。

「大学と全然違う。キックからのカウンターとかも速くて、試合中に考えている時間がない。このレベルに追いつくために、その部分をもっと頑張らないといけないと感じました」

 運動量豊富で器用なフロントロー。東福岡出身の川﨑もまた、崔凌也、有田隆平ら、そうそうたるOBと同じチームになった。

「有田さんは大先輩。一緒にスクラムを組んで、分からないこと聞いても丁寧に教えてくれます」

 こちらも層の厚いポジションに挑むことになる。

「自分の強みはフィットネスだと思っているので、プラスコンタクト、ブレイクダウンなどのスキルも上げていかないと」

 新戦力が、リーグ終盤に臨むチームの新たな息吹となる。

 

 

[写真説明]

1 ミライマッチでデビューを飾ったNO8村田陣吾

 

2 同じくデビューのPR川﨑大雅は後半10分から出場