緑川 カスクコレクション
限定品
¥4400
ウヰスキー樽にて
熟成した逸品
メランジェさん
入荷しました
焼き菓子
と
コンフィチュール
ラ・パンツァネーラ
ミニクロッカンティーニ・ブラックペッパー
大 ¥810
小 ¥572
Third time in Niseko
シャバ雪も
愉し
テイスティング
Gomes Vineyard
ゴメス ヴィンヤード
Carboniste Albarino Extra Brut
カーボニスト アルバリーニョ エクストラ ブリュット
テイスティング
Aurélien Verdet
オーレリアン・ヴェルデ
Bourgogne Hautes Côtes de Nuits Le Prieuré Blanc
ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ ル・プリュール ブラン
テイスティング
Pierre Callot
ピエール・カロ
Clos Jacquin Avize Gran Cru Brut
クロ・ジャカン アヴィズ グラン・クリュ ブリュット
竜馬がゆく 司馬遼太郎
「都気能雄久志」 と万葉仮名で表題がかかれている。岩倉自身が自分のために編集した詩歌の抜きがきであった。詩歌はすべて他人の作品である。 その作者たちは、すべて故人であった。そのことごとくが、国事に斃れた勤王の志士である。「それをよんでは、わが磊塊を慰撫している」と、岩倉はいった。磊塊というのは石のかたまりのことである。男子の腹中にはみな磊塊がある、と古代中国人はいった。男子が酒をのむのはそれを焼くがためだという。 意味は、鬱勃たる心情といってもよいであろう。中岡がおどろいたことに、その物故志士の名は、岩倉とは反対の立場にあったいわゆる過激志士の名ばかりである。寺田屋騒動で闘死した薩人有馬新七、天誅組で死んだ藤本鉄石、蛤御門ノ変の真木和泉、久坂玄瑞などざっと目を通しただけで三十余人の名がある。(この卿の至誠まぎれもなし)と中岡は見、談なかばで本題に入り、大宰府に蟄居中の三条実美と提携してくれるよう頼み、三条の手紙を差し出した。