兜の見方について
2024.03.19 02:00
ありがとうございます、販売員の小川です。
本当に似たようなことばっかり言ってますけども、大切なのでまた言います。
何度も言います。早く言いたいです。言っていいのか考えます。言わないでいようか迷うところですが。やっぱり言います。
威(おどし)も見たほうが選びやすくなると思います。
威とか縅とか書きます。兜の後頭部側の色付きの紐のことです。
今でこそ、あごのところの紐(忍緒:しのびお、忍しのびと呼ぶこともあります)の色と、威の色を合わせてくれる職人が増えてきましたが、伝統的な兜では、威が何色でも忍は赤!(とか緋色とか)というのが多かったんです。
そうなりますと、いよいよ同じように見えてきて選びようがなくなります。
ですので、威も見といたほうが選びやすくなります。というお話なんですね。
例えば ↓
この3つの兜があります。
兜は、まぁーーーーー同じに見えません?
(袱紗(ふくさ)の色はあえて変えてあります、私がわかんなくなりそうですので(笑))
最初のこの兜の威の色は・・・
緑の裾濃(すそご)と言いまして、裾に行くごとに糸の緑色が濃くなっていく色味です。
2番目のこの兜は・・・
赤糸威なんですよ。
3番目の兜は・・・
青の裾濃なんですね。
後頭部側の威の色を見ると、明らかに違うじゃないですか。
選ぶときは、見といた方が選びやすくなりますよってことなんですよ。
お手元にいくと、あまり見ないかもしれませんが(笑)
そんなことで、みなさまが良い兜や鎧やお人形と出会えますように!
ご来店やお問合せお待ちしおります。
長谷川商店
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