Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

治療院アジアート

うつ、強迫性障害、パニック障害2

2008.01.20 01:19

脳の神経回路は、使用頻度の高いものほど繋がりが強化され、より自動的に行なえるようにします。

全ての行動をいちいち考えながら行なっていたら、私たちは何も出来なくなってしまうため、自動的に出来ることを増やす必要があるのです。

朝家を出るとき、まず右足を出して、手は左手で、胸を張って、顔を上げて、次に左足。知り合いに会ったら、あいさつと笑顔。あいさつは、今ならおはようだな。笑顔は口角を上げてと、信号の色をちゃんと判断してっと、駅に近づいたら定期を出して…。

毎日会社や学校に通っている人なら、これらの行動は、ほとんど無意識に行なわれるでしょう。でも初めて一人で外に出る子供なら、多くのことを意識して行っているのかもしれません。

脳には特定の働きをする大体の場所が決まっています。

皆さんも、言語の中枢は左脳で、空間認識は右脳などといった話は聞いたことがあると思います。視覚は後ろの方で、理性は表面の前の方。

側頭葉には電気刺激を与えると臨死体験が出来る場所もあるんですよ。

それはいいとして、これらの場所も、本来の目的で使われないと、他の用途に流用されます。例えば視覚障害の方が、触覚や聴覚や人の気配などに敏感になるのは、視覚領域をこれらの機能に置き換えている部分があるからでしょう。

脳梗塞などで利き手が麻痺した方には、利き手交換が行なわれます。右利きの人なら左手で字を書いたり、お箸を使う練習をして、日常生活に対応するわけです。

この時、練習を重ねるに連れ、右手のために使われていた神経回路は、左手のために働くようになります。

別の角度から考えてみましょう。

あなたに好きな人が出来たとします。あなたは四六時中、その人のことばかり考えている。するとあなたの脳の中に、その人のための神経回路が強烈に形成されます。

買い物に行っても、あの服はあの人に似合いそう。これはあの人が好きな食べ物だ。あの人とこの映画を見たいなどと、色々なことで好きな人を連想するようになるでしょう。

でも熱が醒めた途端、あなたの好きな人のために使われていた神経回路は、別のものに流用されてしまいます。同じものを見ても、あの人のことなど思い出しもしないのです。