リンキン・パーク、『ペイパーカッツ(シングルス・コレクション 2000-2023)』収録曲の思い出をメンバーが語る!【Part.2】
2024.03.22 07:55
キャリア初となるグレイテスト・ヒッツ『ペイパーカッツ(シングルス・コレクション 2000-2023)』の発売を4月12日に控え、メンバーそれぞれが収録曲の思い出をトラックリスト順に1曲づつ語ってくれています!また、楽曲リリース当時の懐かしい映像も!メンバーと一緒に、各曲の素晴らしさを振り返ろう🎵
3. Numb / Encore
◆マイク・シノダ:
ジェイ・Zに大まかなトラックの内容を送ったんだ。そしたら彼が自分のマネージャーにメッセージしたんだ。「これはヤバい!」って。
(ジェイ・Z)
「(マイク・シノダとハグしながら)調子はどう?」
「(ロブ・ボードンとハグしながら)君がロブだろ?」
(ロブ)「ああ」
ジェイ・Zとのマッシュ・アップは、楽曲を制作する中でネクスト・レベルの出来事だった。
(ジェイ・Z)
「みんな、ありがとう!」
「良かったよ。素晴らしい出来栄えだ」
ジェイ・Zとのコラボレーションは、すごく自然で楽しかった。その時を振り返って確かなことは、楽曲も、プロジェクトもネクスト・レベルに到達できたってことだ。
(ジェイ・Z)
「お前ら、騒げ!」
📺Numb/Encore [Live] - Linkin Park & Jay Z
4. Papercut
◆ブラッド・デルソン:
「Paptercut」は本当に素晴らしい楽曲だ。バウンスビートのオープニングが聴こえると、ライヴでオーディエンスも大盛り上がりなんだ。
◆マイク・シノダ:
デビュー・アルバムの収録曲の中でも、「Paptercut」は個人的にも大好きな一曲だ。楽曲が出来上がった瞬間に、アルバムの一曲目にしようって言った。
◆ジョー・ハーン:
「Papercut」を書いていた時は、自分たちが出来る中で一番クールな曲を書こうとしてたんだ。お蔭で俺たちが目指そうとしていたサウンドをハッキリ表現できた楽曲になった。
◆フェニックス:
この楽曲にまつわる大きな思い出といったら、ミュージック・ビデオだね。実は元々イメージしていたものよりも、不気味な感じに仕上がったよ。特殊効果と俺たちの衣装のコンビネーションがその「不気味さ」を作り上げたね。
◆ブラッド・デルソン:
俺はマイクとチェスターの掛け合いがすごく気に入ってる。ラップと歌唱が自然な感じに一体となって、最後に迎える盛り上がりが、楽曲を最高のものにしたね。
📺Papercut [Official HD Music Video]
5. Breaking The Habit
◆マイク・シノダ:
きっと誰も予想してなかったと思う。楽曲にヘヴィなギターを全く入れずに、エレクトロニックなサウンドにフォーカスするなんて。
(映像の中で)
ジョー・ハーン:今「Breaking The Habit」のミュージック・ビデオを撮影中なんだ。
何をやってるのか、どうやって説明したらいいのか、わからないよ。
ジョー・ハーン:
パフォーマンスを撮影して、それを全てつなぎ合わせる。そして日本のクリエイター達が、俺たち一人一人の動きを上からトレースするんだ。そしてそこに思いついたエフェクトを足してアーティスティックに仕上げていくんだ。そうやって俺たちのアニメーションに命を吹き込んでいく。
◆ジョー・ハーン:
世界中の色んな人たちと出会って、皆それぞれの問題を抱えている。ミュージック・ビデオは、そうした人たちが俺たちに向かって、LPの楽曲が日々の生活の中で助けになってるって言ってくれたことからインスパイアされてる。ある意味、この曲は俺たちのファンについての証言のようなものだ。
◆マイク・シノダ:
「Breaking The Habit」は本当に特別な一曲だ。聴いた後に余韻を残してくれる。
📺Breaking the Habit (Official Music Video) [HD UPGRADE]
6. In The End
◆ジョー・ハーン:
マイクはリハーサル・スペースで寝泊まりしてたんだ。この曲を書くためだけにね。その翌日に、このピアノのリフとビートを持ってきた。それを皆で聴いた時に、「うわ、これはすごい!」ってなったよ。
◆マイク・シノダ:
「In The End」は、当時リリースした楽曲の中でも一番重要な曲だったと思う。当時はもっとアグレッシヴな楽曲をたくさん書いて、自分たちの能力を示すことが大事だった。メロディ、スクリーミング、ラップ、そしてビート。楽曲には、それらの全ての要素を詰め込んでいたよ。
◆ブラッド・デルソン:
「In The End」はお気に入りの楽曲の一つだ。コーラスは物凄くパワフルだし、特にブリッジのお蔭で、楽曲が素晴らしいものになってる。ライヴだとこの部分では、チェスターがマイクを置いて、オーディエンスは大声を出して盛り上がっていた。
すごく熱狂的なオーディエンスに向かってプレイしたこともあったけど、この曲は本当に盛り上がったよ。