罪悪感撲滅キャンペーン実施中
いきなりですが、私のところでは現在、罪悪感撲滅キャンペーンを実施中です。
私の思うに、心療内科系の疾患をお持ちの人は、真面目で誠実過ぎ、自分を責めすぎではないか?と思うわけです。そこで罪悪感撲滅キャンペーン。
私も罪悪感を持っている。そんなあなたにお聞きします。
「あなたのとても信頼している人、あなたのとても大切な人が、あなたと同じことをしたら、あなたはその人を罵倒しますか?」
「あるいは、あなたと同じような問題で悩み、苦しんでいる人を見て、お前の意志が弱いからだよ、もっとしっかりしろよ」などと思いますか?
もちろん、一方的に誰かをいじめたり、攻撃したりしている人は罪悪感を感じてください。故意に人を傷つけたなら、反省しなければなりません。私からすれば、いじめられる人に何か原因があったとしても、それは攻撃される正当な理由にはなり得ません。お互いに攻撃しあう喧嘩なら、それはそれでいいんです。でも、一方的な攻撃は、攻撃した方が一方的に悪い。このことについては、機会があればまたお話します。
話をもどします。他の人のことは責めないのに、どうして自分のことは責めるのでしょう?厳しいことを言いますが、これはもうして欲しくないからです。
あなたが自分を責めて、他人を責めないのは、「自分のほうが他の誰かより立派な、完璧な人間で、そんなことをするはずがない、自分は出来て当然なのに、出来ないなんて間違いだから」そう考えているからじゃないでしょうか?
それ以外に理由が説明できますか?「あの人はしょうがないけど、私がするのは許せない」どうです?
以前の私もそうですが、多くの人が理想の自分と現実の自分を勘違いしているんです。昔の私は、誰かに嫌われると「どうしてわかってくれないんだろう?」そう思っていました。今の私は「私のことがわかるから嫌いなんだな?」と考えます。
そうです、私は自分が思っているほど立派な人間じゃない。理想の自分は私とは全くの別人で、現実の私はやらかしちゃってる。でもそれでいいんです。もっと言えば、そのほうが美味しいんです。
考えてみてください。あなたの友人に美しく、頭もいいし、性格もやさしい。誰からも好かれていて、みんなの憧れ、自分もあんな人になりたいと思うような人がいたとします。
別の友人は、人の悪口も言うし、時間にはルーズだし、見た目もぱっとしない。でもすごくあなたに懐いてる。
あなたにとって、どちらが大切な友人ですか?どちらが好きかと聞かれれば前者かもしれない。でも、どちらが大切か?とか、どちらといたほうがリラックスするか?と聞かれれば、多くの人は後者だと答えるのではないでしょうか。